セージを携えて熊本県を訪問、熊本で9日に着任したばかりの謝長廷・台北駐日経済文化代表処代
表と合流し、蒲島郁夫知事と面会して義捐金と応援メッセージを贈呈した。
陳市長と頼市長の来熊には、日台交流に熱心な台南市の邱莉莉、林宜瑾、李退之の3議員、また
台日交流協会の郭貞慧理事長、旅行公会の蘇榮堯理事長なども同行しているという。
中央通信社の記事には、来熊した陳市長らが、台湾でも大人気のゆるキャラ「くまモン」と一緒
の写真を掲載して伝えている。また地元紙の熊本日日新聞や高雄市政府の市政新聞が伝えているの
で下記に紹介したい。
なお、熊日の記事では「台湾全土から集まった約1億5千万円を蒲島知事に贈った」とあるが、
「台湾全土から」というのは記者の勘違いではないだろうか。地震直後、陳市長も頼市長も給与の
1カ月分の寄付を表明し、また中央通信社が伝えるように「高雄と台南の両市は、地震発生直後に
募金活動を開始」しており、高雄市と台南市で募った義捐金ということだろう。
◆中央通信社:高雄市の旅行業者、熊本へ 観光交流促進に期待【6月10日】
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201606100006.aspx
写真:前列左から謝長廷・駐日代表、陳菊高雄市長、頼清徳台南市長
◆高雄市市政新聞:陳菊搭乘熊本復航班機 推動復甦觀光交流【6月10日】
http://www.kcg.gov.tw/CityNews_Detail.aspx?n=F71DD73FAAE3BE82&ss=94F013E8D815821D3044E67DA62CDE19F20CA81673C0AF89A7EC30D4853E84BFAA2FDA5155A4C4FC
台湾から“応援団” 高雄市長ら観光PRに意欲
【熊本日日新聞:2016年6月10日】
https://kumanichi.com/news/local/main/20160610007.xhtml
写真:台湾からの義援金と応援メッセージを贈呈した頼清徳台南市長(左)と陳菊高雄市長(中
央)=10日、熊本市
熊本地震からの復興を応援しようと、台湾南部の高雄、台南両市などでつくる訪問団が10日、来
熊。蒲島郁夫知事と面会し、「熊本を訪れる観光客が増えるよう、台湾の人たちにPRしたい」と
意欲を示した。
一行は、陳菊高雄市長、頼清徳台南市長のほか、熊本−高雄線の運航を3日に再開した中華航空
の関係者ら約50人。この日は、熊本市中央区のホテル熊本テルサで、義援金の贈呈式もあり、台湾
全土から集まった約1億5千万円を蒲島知事に贈った。
台北駐日経済文化代表処(駐日代表部に相当)の代表に9日着任したばかりの謝長廷氏が「一日
も早い復興を祈っている」とあいさつ。蒲島知事は「台湾との絆の深さを改めて感じた。義援金は
復興のために大切に使わせていただく」と応じた。
一行は12日まで滞在し、地震で大きな被害を受けた熊本城などを視察。山鹿市の八千代座など観
光施設も回る。(中尾有希)