てマンション「維冠金龍」からの死亡者は48人となり、台湾全体では50人となった。
頼清徳・台南市長はニュース番組の現場中継にたびたび登場し、活字媒体でも頼市長の状況説明
が掲載され、市長の説明がなければ記事が成り立たないほどになっている。
台南市のホームページには「0206地震專區」が設けられ、逐次、最新の情報を掲載しているが、
頼市長は本日未明(2月11日4時53分)にも指揮所で記者会見を開き、倒壊したマンションの捜索状
況を伝えている。
このように文字どおり不眠不休で現場の指揮を執る頼市長に対し、「視聴者やネットユーザーか
ら『どうか休んで』と、体調を心配する声が上がっている」と「Record China」紙が伝えている。
下記に紹介したい。
なお、本会に寄せられている「お見舞い募金」は2月末で締め切った後、頼清徳・台南市長にお
渡しする予定だ。
ちなみに、お寄せいただいている義捐金は2月10日現在、71万491円(86人)となっている。本会
のfacebookでは、募金してくださった方々のイニシャルと募金日・募金先・募金額の一覧を記載し
て公表している。併せてご覧いただきたい。
◆台南市政府ホームページ「0206地震專區」
http://disaster.tainan.gov.tw/disaster/page.asp?id={7358FCFD-8FE2-4207-9DD6-67A1C30530E5}&disasterid=&projectdate=&projectname=
◆日本李登輝友の会facebook
http://goo.gl/qQUX1
「頼市長、寝ろ」コールが拡大=地震で倒壊マンション、台南市長が不眠不休で指揮
【Record China:2016年2月9日】
2016年2月9日、台湾南部で発生した地震について、不眠不休で活動を続ける台南市の頼清徳(ラ
イ・チンダー)市長に対し、視聴者やネットユーザーから「どうか休んで」の声が聞かれている。
聯合報が伝えた。
今月6日未明に台湾南部で発生した地震で、台南市にある店舗兼マンションが倒壊。取り残され
た人の救出活動が続く中、同市の頼清徳市長はニュース番組の現場中継に頻繁に登場。状況を伝え
るその姿は、眼球は充血し、目の下のクマはどんどん濃くなり、明らかに疲れている様子だ。
地震発生以来、4日間にわたって不眠不休で働く市長に対し、視聴者やネットユーザーから「ど
うか休んで」と、体調を心配する声が上がっている。市長のフェイスブックには、「いま寝ない
と、今後は応援しない」といった声も寄せられるほど。東日本大震災当時の官房長官、枝野幸男氏
への「寝ろ」コールを思い出させるものとなっている。
これに対し頼市長は、もともと内科医だったため不眠不休の仕事には慣れており、「精神的にも
肉体的にも非常にタフ」とコメント。また、車の中で仮眠をとることもあるため、「どうか心配し
ないでほしい」と語っている。
過去には、俳優の大沢たかおに似ていると日本メディアに紹介されたこともある頼市長。14年1
月、映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」のキャンペーンで大沢たかおが台湾入りした時には、2
人が並んだ姿も披露している。(翻訳・編集/Mathilda)