「外国人参政権」を巡る大学入試センター
への質問とその回答
4月14日現在

 皆さんもご存知のことと思いますが、今年1月16日に実施された「現代社会」にて、政治的に現在進行形である「外国人参政権問題」を採用し、あたかも「違憲」ではない印象を与える答となっていました。
 このことについて、大学入試センターへファクスにて質問をいたしました。

 なお、先方からの回答は、ファクスですので、HP用に打ち直していますので段落等に原文との違いがございますことご了承下さい。  (転載自由)
                                            平成22年2月25日 渡邊裕一
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回答5回目 質問6回目 回答6回目 質問7回目 回答7回目 質問8回目
回答8回目 質問9回目 回答9回目 雑感

【文部科学省へ電話】 4月14日

 昨日は、大学入試センターで電話をしたが、今日は、監督省庁である「文部科学省」へ電話をしてみました。内容は、センター試験が質問に対し、回答がなかなか来ないことで、監督省庁の見解を聞くもの。

 午前、文部科学省代表から大学入試課へ回してもらったが、回答できる方がおられないようで、折り返し電話をいただくことに。午後、電話をいただいたが、運転中で出られず、車を止めてから、再度電話。担当の女性の方から話を伺いました。その要点が以下、内容です。

文科省:教育指導要領に沿っていれば問題ないので個別のことは、申し上げられないのですが。

小生:センター試験で外国人参政権の設問に対し質問していますが、教科書内容の認識度を測るのがセンターの役割ということでしたので、全ての教科書に記述されていないことを指摘しましたところ、8割が採用しているという回答でした。では、残りの2割の教科書、まして真逆な記述の教科書があることから、それで学んだ学生がどうなるのか?を尋ねていますが、明確に答えてきていません。

文科省:教科書に沿って行っているものと考えていましたので、ご指摘は、理解できます。

小生:2月ならまだ、訂正も出来たと思いますが、既に4月。入学式も終わっていますので、訂正も困難な状況ですね。伸ばした分、事は、より重大になったと思いますが。

文科省:2月から言われてきたのでしょうか?

小生:はい、そうです。

文科省:確かに対応が遅いですね。

小生:民主党政権になり、急浮上した外国人参政権問題は、世論を二分しています。何故、この時期に、このような、設問をしたのか不思議です。

文科省:それも質問されたのでしょうか?

小生:そうです。しかし、これは回答をいただいていません。実は、昨日、回答が来ないことで、大学入試センターへ電話をしましたが、「一度、回答が出て、ファクス送信準備をしましたが、上層部が、このままでは出せないので、再検討することになったので、暫く待って欲しい」と言われました。

文科省:それだけ慎重になっているということですね。

小生;監督官庁として、正解が出せない設問であることや、それに対し、教科書8割採択で「良し」とするセンターの姿勢は、問題があると思いませんか?

文科省:確かに今お聞きした話では、「問題」としか応えようがありません。一度、センターへ問い合わせてみますし、協議もします。

小生:それでは、宜しくお願いします。 

  以上。

 昨日、電話をした大学入試センターの話では、一度出しかけた回答を上からの命令で再検討となったとのこと。それだけ、センター内部は、事の重大さで、混乱していることが推測できるのではないでしょうか。
 独立法人大学入試センターは、文科省の外郭団体でしょうから、文科省と共同で逃げ方を考えるかもしれませんが、自己保身に走らず、この国の将来を見据え、公的立場で責任を持った対処をしていただくことを望みたいですね。

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