「外国人参政権」を巡る大学入試センター
への質問とその回答
6月10日現在

 皆さんもご存知のことと思いますが、今年1月16日に実施された「現代社会」にて、政治的に現在進行形である「外国人参政権問題」を採用し、あたかも「違憲」ではない印象を与える答となっていました。
 このことについて、大学入試センターへファクスにて質問をいたしました。

 なお、先方からの回答は、ファクスですので、HP用に打ち直していますので段落等に原文との違いがございますことご了承下さい。  (転載自由)
                                            平成22年2月25日 渡邊裕一
質問1回目 回答1回目 質問2回目 回答2回目 質問3回目 回答3回目
質問4回目 回答4回目 質問5回目 電話確認 文科省へ電話 文科省回答
回答5回目 質問6回目 回答6回目 質問7回目 回答7回目 質問8回目
回答8回目 質問9回目 回答9回目 雑感

【回答6回目】 6月10日

                                              平成22年6月10日
渡邊裕一 殿
                                 独立行政法人大学入試センター理事長
                                                   吉本高志
                                                   (公印省略)

        平成22年度大学入試センター試験試験問題に関する照会について

 大学入試センター試験の問題は、高等学校の教科書を基礎として、大学・高等学校関係者の協力を得て作成しております。
 作題に当たっては、できるだけ多くの教科書に記載されている事項から出題するよう記載していますが、科目の性質や設問の内容によっても異なり、一概に何割以上という基準を設定しているわけではありません。
 なお、御指摘の「南京事件」に係る記述については「すべての教科書に記載がある」という事実を回答したものです。
 今後とも各方面から広く御意見をいただきながら良問の作成に努めてまいります。
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【回答に対する感想】
 約40日を要して協議に協議を重ねた(のだ、そうです)回答が来ました。
 6回目の質問は、「何割以上という基準」について質問しているわけではありません。科目の性質や設問の内容と関係なく、記述が無いものや、真逆な記述がある教科書で学んだ受験生が答えられない設問であることを問い、また「南京事件」での回答と矛盾する回答をしていることを問うもので、分離した回答では、質問の性質と異なってきます。
 もっとも、それを承知で、回答していることでしょうが・・・。

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