頼清徳の約束
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
7月4日、頼清徳副総統の投書がウォールストリートジャーナルに掲載された。
そのテーマとは「My Plan to Preserve Peace in the Taiwan
Strait」、台湾海峡の平和を維持する頼清徳の提案。
頼清徳のプランは以下の4本の柱で構成している
1.抑止力の構築(台湾の国防改革、非対称戦力の構築、米台軍事関係強化)
2.経済安全保障(貿易の多元化、台湾国内の新規産業成長のために規制緩和)
3.民主国家パートナー関係構築(アメリカの協力を期待)
4.台湾海峡の安定へ指導力発揮
頼清徳はなぜこの提案を出したか?
頼清徳は民進党の台湾総統選候補。
今回の総統選、一言で言えば「親米対親中」
国民党候補の候友宜と民衆党候補の柯文哲両氏とも親中で、
中国とのサービス貿易協定を復活させようとしている。
また候友宜は兵役を1年から4か月に戻すという、
中国が喜ぶ政策を打っている。
そんな状況で頼清徳は、
親米路線をはっきりと打ち出す必要があった。
この提案をこのタイミングで出した意義とは?
1.蔡英文総統路線の継承をアメリカ国民と全世界に伝える。
2.アメリカ政府への注文(非対称戦力強化はアメリカ無しではありえない。
米台両国の軍との軍事訓練、友好国との軍事訓練)
3.台湾国民へのメッセージ(親米路線を堅持する)
4.中国へのメッセージ(妥協する気持ちはない)
アメリカの理解を得ることも台湾の選挙戦においてはとても重要。
今回の提案はその事前作業。
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