「羅刹海市」 中国人を熱狂させる歌・その深層
以下のTaiwan Voiceサイトから完全な解説と動画を購読できます。
https://dpub.jp/products/video/13152975
「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
独裁政権で一番神経を使うのは歌の検閲。
歌は共感させやすいし、団結力をもたらす効果もある。
最近中国で熱狂されている歌がある。
「羅刹海市」
7月19日にリリースされ、7月30日(たったの11日間)で
再生回数は80億回になった。
なぜ中国で社会現象になったか。
この歌のストーリー。
この国の人間は醜いほど社会的地位が高い。
汚いものはいくら洗っても汚い。
このような内容。
中国人が熱狂している理由は、
この内容に共感しているから。
歌詞の一部に
「豚と犬が神聖なる画堂にいるのはなぜか」とある。
中国の官製メディアもこの歌を取り上げている。
これもとても意味深。
本来習近平政権にとって都合の悪い歌である。
取り締まっていない理由は、
1.担当部門の不作為(消極的抵抗)
2.習近平が取り締まりの判断できない。
3.習近平には余裕がない。
この歌がもたらす結果
1.歌が禁止するまで延焼しつづける。
2.禁止すると、豚と犬は習近平だと認めること。
世界のビッグニュースになる。
3.禁止しない場合は、独裁者の威信低下につながる。
習近平にとっては取り締まっても取り締まらなくても
頭の痛い問題である。
—
台湾の声
バックナンバー
http://ritouki-aichi.com/category/vot
登録/解除
http://taiwannokoe.com/register.html
Facebook
https://m.facebook.com/taiwannokoe?_rdr
YouTube『Taiwan Voice』藤井厳喜 x 林建良
※ぜひチャンネル登録をお願いいたします
※この記事はメルマガ「台湾の声」のバックナンバーです。
講読ご希望の方は下からお願いします。