【祝】金沢市と台南市の観光協会が友好交流協定を締結!

【祝】金沢市と台南市の観光協会が友好交流協定を締結!

日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載

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祝 金沢市と台南市の観光協会が友好交流協定を締結!
   次は石川県議会と台南市議会の議会同士の友好交流協定の締結

 9月20日、予定どおり金沢市観光協会と台湾の台南市旅行商業同業公会が「友好交流協定」
を締結した。地元紙が詳しく報じているので、下記に紹介したい。

 本誌ですでにお伝えしたように、これは、毎年5月8日に催されている八田與一技師夫妻
の墓前祭に、金沢市議会時代より参列していた山野之義(やまの・ゆきよし)市長が今年
の5月に参列した際、台南市の頼清徳(らい・せいとく)市長に持ち掛けて実現に至った。

 調印式には山野市長も頼市長も立会人として同席して署名、山野市長は「観光だけにと
どまらず、文化やスポーツ面、子供たちの交流にもつなげていきたい」と挨拶したと報じ
られている。また「調印を機会に両市の交流が深まり広がることを期待したい」との述べ
ているということなので、金沢市と台南市の姉妹都市締結はさほど遠くない時期に実現し
そうだ。

 この観光協会同士の友好交流協定に続いて、10月初旬には石川県議会と台南市議会の友
好交流協定が締結される予定だ。

 すでに石川県議会は平成18年(2006年)12月19日、本会理事でもある宮元陸(みやもと・
りく)石川県議会副議長などの奔走で台南県議会と日本初の議会協定を締結しており、昨
年12月、台南県と台南市が合併して台南市となったことから、改めて調印するもの。

 ちなみに、平成20年(2008年)4月16日、石川県議会に続き、神奈川県議会と台北県議会
が友好交流協定を結んでいる。台北県も昨年12月に「新北市」に県名を変更しているので、
新たな調印式が待たれる。詳しくは、本会ホームページの「姉妹都市交流」に掲載してい
るのでご参照いただきたい。

◆姉妹都市交流
 http://www.ritouki.jp/sister-city.html

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八田技師の絆、新時代へ─金沢・台南の観光協が友好交流協定を締結
【富山新聞:2011年9月21日】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110921102.htm
*写真:協定締結を喜び合う(左から)頼市長、王理事長、深山会長と山野市長(右)=
  金沢市内のホテル

 金沢市観光協会と台湾・台南市旅行商業同業公会は20日、友好交流協定を締結した。観
光だけではなく、子どもや文化、ビジネス、スポーツなど幅広い分野にわたる交流を双方
で推進する。台湾南部の水利事業に尽力した八田與一(はったよいち)技師(金沢出身)
を懸け橋に始まった地道な民間交流の積み重ねが、金沢、台南両市の強い絆を育み、新た
な交流の歴史が幕を開けた。

 金沢エクセルホテル東急で行われた調印式では、深山彬同協会長が「観光セミナーなど
で旅行業者を招くなど具体的な交流を進め、両市の観光、経済の発展に力を尽くしたい」
とあいさつ。王致遠同公会理事長は「両市は400年の歴史があり共通点も多い。これから友
好を強めたい」と意気込んだ。

 協定書には山野之義金沢市長、頼清徳台南市長が立会人として署名し、両市長も関係強
化に取り組むことを確認した。

 引き続き金沢市主催の歓迎晩餐(ばんさん)会が開かれた。山野市長は「子どもや孫の
代まで友好が続くように力を合わせて取り組みたい」と意気込み、頼市長も「協定締結で
両市の友好がますます深まる」と笑顔を見せた。

 来賓を代表し、金沢経済同友会代表幹事の飛田秀一北國新聞社社長が両市のさらなる交
流発展に期待を寄せながら、台湾で計画されている八田技師夫妻の映画制作に触れ「映画
を通して台湾や金沢、石川だけではなく、世界に八田技師と業績を伝えられたらうれしく
思う」と述べた。

 これに先立ち頼市長は、市役所へ山野市長、県庁へ谷本正憲知事をそれぞれ訪ねた。石
川県議会と台南市議会の交流会や「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」の昼食会にも参
加した。

 頼市長は20日、北國新聞社を訪れ、飛田社長と懇談し、10月から週4便となる小松─台北
便について「週2便を台南空港と結ぶのが望ましい」と述べ、実現に向けて運航会社のエバ
ー航空へ働き掛ける姿勢を見せた。

 頼市長は小松─台南便によって県内観光客の利便性が向上するとし「台湾南部の人々も
金沢へ直接、行くことができる」と語り、台南空港を活用する意義を強調した。

 八田技師夫妻にスポットを当てた映画制作を、世界的に活躍する台南市出身の李安監督
に打診したとし、企業誘致にも積極的に協力する考えを示した。

 財団法人八田與一文化芸術記念基金の蘇俊雄理事長は20日、北國新聞社を訪れ、飛田社
長と懇談し、「八田技師の銅像に釣り合うように、外代樹夫人の銅像も建立したい」と意
欲を見せた。

 同法人は台湾で八田技師夫妻の顕彰活動に取り組む。基金として金沢を訪問するのは初
めてで、蘇理事長は「八田技師のふるさとに来られてとてもうれしい」と話した。「友好
の会」の中川外司事務局長が同行した。


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