表とともに熊本をお見舞い訪問したのは6月10日のことだった。それから4ヵ月も経っていないが、
頼清徳市長は9月24日から27日まで訪日するという。
25日には台南市民約200人を伴って熊本を訪れ、27日には東京の日本記者クラブで講演する予定
だという。
東日本大震災のときも頼清徳市長は、姉妹都市を結んでいる仙台と日光を訪問している。仙台を
訪問したのは2011年4月22日、頼美恵・台南市議会議長らと訪れ、奥山恵美子・仙台市長へ義捐金1
億774万円を直接手渡している。また、仙台訪問から2ヵ月も経たない6月11日、今度は観光客が激
減したという日光市の依頼に応じ、頼清徳市長は300人もの大観光団を率いて日光市の鬼怒川温泉
を訪れたことがあった。
今回の来日は、今年2月に地震に見舞われた台南への日本からの支援に対する謝意を伝え、地震
被害を受けた熊本と交流することが主な目的だという。熊本へ台南市民約200人を伴うのは、観光
客が減っている熊本をなんとかしたいという思いに発しているのだろう。なんともありがたくも麗
しい対応に自然と頭が下がる。下記に毎日新聞の記事をご紹介したい。
訪日する台南市長「復興支援に感謝」
【毎日新聞:2016年9月21日】
http://mainichi.jp/articles/20160921/ddm/007/030/072000c
【台南(台湾南部)鈴木玲子】台南市の頼清徳市長は20日、24日からの訪日を前に市政府庁舎で
毎日新聞など一部日本メディアのインタビューに応じた。
訪日は、今年2月に地震に見舞われた台南への日本からの支援に対する謝意を伝え、地震被害を
受けた熊本と交流することが主な目的。
市長は今後の日台関係について、「互いを見舞う気持ちを基礎として協力関係を緊密化し、観
光、教育、スポーツ、経済発展などを強化したい」と期待感を示した。
訪日は27日までの4日間で、25日には台南市民約200人を伴って熊本を訪れる。27日には東京の日
本記者クラブで講演する。市長は「日本からの支援に直接感謝を伝えたい」と話す。