台湾の頼清徳・副総統が安倍晋三・元総理の弔問に来日!

 昨7月11日、台湾の頼清徳・副総統が来日し、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表とともに安倍晋三・元総理の自宅を弔問しました。

 よくぞ日本政府が受け入れたものと驚きました。称賛すべき英断です。

 下記に紹介する産経新聞の本日1面記事にもあるように、現職の台湾副総統が来日するのは、1984年5月に副総統に就任した李登輝元総統が翌1985年3月、特使団長としてウルグアイとパラグアイを訪問の帰途に東京と横浜を訪問して以来のことです。

 安倍元総理が描いた日台関係に一歩近づきました。

—————————————————————————————–台湾・副総統が弔問訪日 断交後最高位【産経新聞:2022年7月12日】https://www.sankei.com/article/20220711-WHVAJZL4HJJWXO6ACAVL4GO76U/?876033

【台北=矢板明夫】台湾メディアによると、台湾の頼清徳副総統が11日、安倍晋三元首相を弔問するために日本を訪れた。1972年の日台断交後、現職副総統の訪日は85年に李登輝副総統(当時)が台湾への帰途に立ち寄って以来で、歴代の最高位と並ぶ。中国が猛反発するのは必至だ。

 台湾メディアは、頼氏が11日午後、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使に相当)と東京都内の安倍氏宅を訪れた写真を掲載した。台湾の外交部(外務省)は同日、頼氏の日本訪問について「個人的な日程であり、情報を持っていない。論評もしない」とのコメントを発表した。

 台湾メディア関係者によると、頼氏は同日午前、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所を訪れて献花する予定だったが、姿を見せなかった。午後になって訪日が明らかになった。

 頼氏は台湾政界で「知日派」として知られ、生前の安倍氏と親交があった。台湾の与党・民主進歩党の関係者は「安倍氏は生涯を通じて台湾との関係強化に力を入れた。その弔問に現役の副総統が直接訪れたことには非常に意味がある」と話している。

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