台湾からは陳菊・総統府秘書長が蔡英文総統の名代として来日、第1部の成立大会では後援会会長に就任した趙中正・全日本台湾連合会会長の挨拶に引き続き、蔡英文総統のビデオレターが映し出され、日本李登輝友の会会長で拓殖大学前総長の渡辺利夫氏、評論家の金美齢氏、八王子・台湾友好交流協会理事長の黒須隆一前八王子市長が挨拶。その後、陳菊氏が感謝と再選応援を求める挨拶をした。
第2部の懇親会では王明理・台湾独立建国聯盟日本本部委員長の開会挨拶の後、松浦正人・前全国市長会会長と金田秀昭・岡崎研究所理事が来賓として挨拶し、梅原克彦・元仙台市長が乾杯の挨拶。
宴途中におけるスピーチでは、蔡明耀・台北駐日経済文化代表処副代表、野嶋剛・ジャーナリスト、河添恵子・ノンフィクション作家、宮脇淳子・歴史家が登壇した。
会場内には古屋圭司・日華議員懇談会会長や謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表らからのお祝いのお花、入口にも衛藤征士郎、岸信夫、井上信治、松沢成文、鈴木馨祐、佐々木紀ら衆・参議員からのお花も連ね、華やかな雰囲気を醸し出していた。産経新聞が報じているので下記にご紹介したい。
—————————————————————————————–台湾の蔡英文総統後援会が日本で発足 「圧力に屈せず、支持を得ても盲進しない」【産経新聞:2019年9月1日】https://www.sankei.com/world/news/190901/wor1909010015-n1.html
来年1月の台湾の総統選に、与党・民主進歩党から立候補する現職、蔡英文氏を応援する「日本 蔡英文総統後援会」が1日、発足し、東京都内のホテルで「成立大会」が行われた。日本各地の台湾人組織の代表や李登輝友の会など台湾支援団体関係者ら約400人が大会に出席した。
後援会会長に就任した実業家、趙中正氏(東京都在住)は挨拶で「来年の総統選挙は台湾の自由と民主主義を守る選挙だ。蔡氏以外の候補者が当選すれば、台湾が中国の影響下に入る可能性が極めて高い」と危機感を示した。その上で蔡氏について「アメリカから絶大な信頼を得ており、日本とも友好な関係を築いている。十分に世界に渡り合える政治家です」と称えた。
蔡氏は成立大会にビデオメッセージを寄せ「圧力に屈せず、支持を得ても盲進しない。これが蔡英文のスタイルです」と説明したうえ「台湾をさらに良くします。さらに4年の時間を私に下さい」と再選への支持を訴えた。
台湾総統府秘書長(官房長官に相当)の陳菊氏が蔡氏の代理として成立大会に出席。拓殖大学前総長の渡辺利夫氏、評論家の金美齢氏、八王子・台湾友好交流協会理事長の黒須隆一前八王子市長らがゲストとして挨拶した。(矢板明夫)