頼清徳・副総統が台南市長をつとめていた2016年2月6日、春節休みに入ったばかりの台南市を高雄市美濃区を震源としたマグニチュード6.4の地震が襲い、10数棟が全壊や傾いたことで被災し、犠牲者は115人に及んだ。
今回の能登半島地震では、災害関連死者15人を含めた236人が犠牲となり、いまだに安否不明者は19人（輪島市15人、珠洲市4人）もいる（1月28日14時分現在）。
台湾政府は1月5日から19日まで被災地支援のための募金活動を行い、1月26日に外交部は15日間で5億4000万台湾元（約25億4500万円）余りが集まったと発表した。
外交部の呉[金リ]燮部長みずから「民間捐款2,500,000,000日圓」と寄付金額が書かれたボードを片山和之・日本台湾交流協会台北事務所代表に渡した。
この日、台南市は黄偉哲・市長と邱莉莉・市議会議長は、2016年の台南地震の際に日本から関心や応援が寄せられたのに感謝したいとして独自で募金活動をはじめたことを発表した。期間は1月26日から2月7日までの13日間で、集まった寄付金は石川県が開設した義援金口座に振り込むそうだ。
誠に有難いことで、心から感謝の意を表します。
下記に台南市の「市府新聞」と中央通信社の記事をご紹介したい。
・南市發起送愛到日本石川捐款 黄偉哲、邱莉莉[目分]各界踴躍捐款援助震災重建 【台南市市府新聞：1月26日】 https://www.tainan.gov.tw/News_Content.aspx?n=13370&s=8615326
社會局盧禹●局長説明，此次賑災捐款期間自今(26)日上午8點起至2月7日晩上11點59分止。社會局將於「捐助日本石川縣震災」小額捐款時間結束後，公布捐款代收總金額並將款項匯撥至日本石川縣政府指定的捐款帳戸。此次捐款專戸「臺南市政府社會局社會救助金專戸」、帳號：0090-4506-5055，捐款銀行：臺灣銀行台南分行。社會局提醒捐款人匯款時請指定「捐助日本石川縣震災」並註明捐款人姓名、電話及地址等資訊，俾利寄發收據。完成匯款後，請將匯款單傳真至臺南市政府社會局社會救助科，邀請市民踴躍捐輸善款，共同為■助石川地區災後重建盡一[イ分]心力，捐款專線請洽06-2995686。（●＝聰の耳が王 ■＝封の下に帛）—————————————————————————————–台湾・台南市が独自に募金活動 能登地震被災地支援【中央通信社：2023年1月28日】https://japan.focustaiwan.tw/society/202401280002
（台北中央社）南部・台南市政府は26日、能登半島地震の被災地支援のための募金活動を始めたと発表した。同市の黄偉哲（こういてつ）市長と邱莉莉市議会議長が、2016年の台南地震の際に日本から関心や応援が寄せられたのに感謝したいとして共同で企画した。
黄氏は報道資料で、台南人の温かさや助け合いの精神を発揮し、被災地に再建のための力をもたらそうと呼びかけた。また邱氏は、台湾も地震帯に位置しており、地震がもたらす残酷さには特に共感できるとした上で、一日も早く日常生活が取り戻されることを願うとコメントした。両氏はそれぞれ、地震発生直後に給与1カ月分を寄付している。
寄付は同市社会局が開設した専用の口座を通じて、来月7日まで受け付けている。集まった寄付金はまとめて石川県が開設した義援金口座に振り込まれる。
（編集：田中宏樹）
──────────────────────────────────────
※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。
