【台湾総選挙】「バズる選挙CM「在路上」・その影響」
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
投票意欲を高めるために、有権者や支持者に「勝てる」雰囲気を作る必要がある。
選挙キャンペーンに関する動画、その動画の内容やアイデアはとても選挙を影響できる。
民進党はある動画を公開した。
それは蔡英文と頼清徳がドライブしている動画。
4分間の動画、これは異例の長さ。
この4分間は1月2日にリリースされ、1月5日には再生回数が1000万回超えた。
台湾の有権者数は1900万人。
単純計算で台湾の有権者数の半分を超える、再生回数があった。
これだけでも成功した選挙CMであると言える。
内容は至って簡単。
蔡英文が運転して、頼清徳が助手席に座っている。
その後は頼清徳が運転、蕭美琴が助手席に座る。
このCMから分かる六つのメッセージ
1.「民主路に行こう」
民主の道を堅持する。
2.「風が強い、運転は安定している」
台湾を取り巻く環境は安定ではないが、台湾は安定しているという意味。
3.カーナビの不調があっても、そのまま運転する。
中華民国憲法は可笑しい憲法だが、民主の道と台湾の独立性をますます強調していこうというメッセージ。
4.「耳がなくなったら、見えなくなる。
」
総統選で勝っても、国会が過半数超えなければ勝ったことにはならない。
5.海辺で車から降りて、頼清徳に鍵を渡した。
民主国家は権力をバトンタッチする。
6.太平洋側の海岸線を運転。
台湾の将来は中国ではなく、日本やアメリカと共にあるという意味。
効果
1.このCMで蔡英文支持者は頼清徳の支持者になる。
2.そして支持者に対して良い激励になる。
3.まだ決め決めれてない有権者に対して良いアピールになる。
4.習近平に対する大きなパンチになる。
5.民主陣営の堅持と脱中国路線。
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