う。
9月22日発行の本誌で、9月20日に金沢市と台南市の観光協会が友好交流協定を締結した
ことを伝えたとき、併せて「この観光協会同士の友好交流協定に続いて、10月初旬には石
川県議会と台南市議会の友好交流協定が締結される予定だ」と書き添えた。
10月5日、台南市内のホテルにおいて頼美恵・台南市議会議長および山田省悟・石川県議
会議長が友好交流協定に調印したことを「台湾週報」が伝えている。下記に紹介したい。
以前にも紹介したように、すでに石川県議会は平成18年(2006年)12月19日、本会理事
でもある宮元陸(みやもと・りく)石川県議会副議長などの奔走で台南県議会と日本初の
議会協定を締結している。昨年12月、台南県と台南市が合併して台南市となったことから、
改めて調印となった。
日台間の交流には様々な形があっていい。自治体の姉妹都市や友好交流都市、観光協会
間の友好交流、秋田の田沢湖と高雄の澄清湖のような姉妹湖のような交流もある。
しかし、日台間にはこういう交流がまだまだ少ない。だから、議会同士が友好交流協定
を結ぶことはニュースなのに、一般紙では報道されない。一行でも報道されなければあっ
たことにはならない。
実はこのような交流の積み重ねが、日本から台湾への修学旅行などに結びつく。日本の
将来をになう子供たちが台湾を知る絶好のチャンスでもある。石川県議会と台南市議会の
友好交流協定を祝すとともに、この議会交流が石川県下の中学校や高校間の交流や台湾修
学旅行に発展することを期待したい。
日台間の姉妹都市交流などの詳細は、本会ホームページで紹介しているのでご参照いた
だきたい。
◆姉妹都市交流
http://www.ritouki.jp/sister-city.html
台南市と石川県の議会が友好交流協定を締結
【台湾週報:2011年10月6日】
台湾の台南市議会と日本の石川県議会は10月5日、友好交流協定を締結した。
同友好交流協定の調印式は5日夜に台南市内のホテルで行われ、頼美恵・台南市議会議長
および山田省悟・石川県議会議長が共同調印した。同調印式は、頼清徳・台南市長、山岸
勇・石川県副知事、並びに台南市および石川県の議員らが立ち会う中、執り行われた。
台南市の頼議長は、双方の議会の友好交流協定締結により今後、経済・貿易、文化等の
交流が一層密接になることに期待を示し、「台南市の烏山頭ダムを設計した八田與市・技
師が石川県出身であり、台南と石川の縁は深く、双方の友情が末永く続くよう望んでい
る」と語った。
石川県の山田議長は、今回の台南市議会との友好交流協定締結により、今後さらなる関
係強化が期待できるとの考えを示したほか、東日本大震災後の頼市長の石川県訪問および
日本を訪れる台湾人観光客に謝意を示した。