東日本大震災で被災した岩手県の中学生を嘉義県議会が地元に招き、ホームステイ形式
で歓迎する。この招待を受けた岩手県岩泉町立小本中学の生徒36名は7月27日夕刻、台北の
松山空港に到着し、台湾新幹線で嘉義を訪れる予定だ。
嘉義県議会は、「日本で今年3月11日に大地震発生後、台湾の多くの組織で日本の被災者
を台湾で一時的にホームステイしてもらう活動の呼びかけが行なわれた。しかし、現在ま
でに、嘉義県議会が民間の力と協力して推進した「添福日本、台湾有愛(日本に幸いを、
台湾の真心)」の嘉義ホームステイ受入れお母さんボランティア活動が、実現するところ
となっただけであり、この活動の実現には意義がある」と表明した。
また、余政達・議長は「経費、人的パワーを挙げてみても、嘉義県はその他の県や市、
中央政府の組織とは比べものにはならないが、嘉義人には深い人情があり、尚且つ行動力
もある。今回の活動は福添福基金会、南投県議会、高雄市議会、嘉南農田水利会、南亜公
司などの賛助により、この活動への実現が順調に進んだ」と述べた。
この「添福日本、台湾有愛(日本に幸いを、台湾の真心)」の活動について、余・議長
は、「日本の中学生たちはホームステイをしながら、新港の板陶窯、嘉義の空軍基地、霧
峰の九二一地震(1999年9月に発生した台湾大地震)教育園区、日月潭、嘉義大学昆虫館、
呉宝春麺包店(ベーカリー)、義大世界(台湾南部で最大の複合レジャーセンター)、烏
山頭ダムなどを見学する予定だ。
生徒たちが滞在中は、台日間はインターネットによる映像配信でつながれ、子供たちは