【祝】大分県九重町と花蓮県豊浜郷が「連携・協力に関する覚書」を締結

6月26日、大分県九重町(ここのえまち)と花蓮県豊浜郷が「連携・協力に関する覚書」を締結しました。

調印式には日野康志・九重町長と邱福順・豊浜郷長が臨み、間を取り持った台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処の陳銘俊・処長が立ち会い、今後は、文化や教育、芸術、経済などの分野で交流や協力を進めていくそうです。

この「覚書」締結は、6月20日の北海道沼田町と花蓮県瑞穂郷の「友好交流協定」に続くもので、今年で9件目です。

半年で9件ですから、これまで年間22件の都市間提携を結んだ2017年に迫る勢いです。

また、今年は9件のうち7件が九州の自治体で、一昨年は3件/8件、昨年は4件/19件と九州の自治体がグッと増えはじめています。

北海道も、一昨年は3件/8件、昨年は4件/19件と勢いがあったのですが、今年はまだ1件/9件ですから、TSMC(台湾積体電路製造)効果が九州に出ているのかもしれません。

これで、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」締結からは140件目(本会調査)となります。

ただし、最近の再調査により、静岡市や栃木県真岡市、茨城県笠間市などが新たに都市間提携を結んでいたことが判明していますので、近いうちに再調査の結果を報告いたします。

今年に入って結ばれた9件は下記の通りです。

下記に締結を伝える記事をご紹介します。

1)1月22日 鹿児島県と屏東県が「青少年や芸術・文化、観光、経済などの分野で交流を促進するMOU」を締結2)1月31日 鹿児島県伊佐市と台湾の花蓮市が「友好交流協定」を締結3)2月27日 熊本市と高雄市が「スタートアップ関連での交流促進覚書」を締結4)2月27日 熊本県阿蘇郡小国町と台北市士林区が「友好交流協力に関する覚書」を締結5)4月15日 熊本県上天草市と新北市瑞芳区が「友好交流協定」締結6)4月29日 長崎県平戸市と台南市が「友好交流協定」を締結7)5月 6日 茨城県那珂市と台南市が「友好交流協定」を締結8)6月20日 北海道雨竜郡沼田町と花蓮県瑞穂郷が「友好交流協定」を締結9)6月26日 大分県九重町と花蓮県豊浜郷が「連携・協力に関する覚書」を締結


花蓮県豊浜郷と大分県九重町が覚書 文化や教育、経済面で協力へ【中央通信社:2024年6月27日】https://japan.focustaiwan.tw/society/202406270006

(花蓮中央社)東部・花蓮県豊浜郷は26日、大分県九重町と連携・協力に関する覚書を結んだ。

双方は今後、文化や教育、芸術、経済などの分野で交流や協力を進める方針だ。

覚書は九重町の日野康志町長が昨年12月に豊浜郷を訪れたことがきっかけとなり、台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処の陳銘俊(ちんめいしゅん)処長(総領事に相当)が間を取り持って締結した。

豊浜郷の邱福順郷長は、新型コロナウイルスによる渡航制限の解除後、台日交流は以前に増して盛んになったと強調。

4月に台湾東部沖で起きた地震の際に日本人が花蓮のため募金を集めたことは台日友好関係の表れだとした。

また「九重町の有事は豊浜郷の有事だ」などと語り、豊浜の海岸の絶景をより多くの日本の人々に紹介でき、豊浜の人々もさらに多くの世界の人々と友達になれればと述べた。

(李先鳳/編集:齊藤啓介)


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