11月12日、日本と台湾との交流に取り組む日本の地方議会議員でつくる「全国日台友好議員協議会」の主催により「第7回日台交流サミットin 神戸」が神戸市中央区のホテルオークラ神戸で開催されました。
参加者は過去最多の510名を数え、斎藤元彦・兵庫県知事や久元喜造・神戸市長、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表、向明徳・台北駐大阪経済文化弁事処処長、片山さつき・参院議員、和田政宗・参院議員、政治学者のロバート・D・エルドリッヂ氏なども出席。
開会の冒頭で、頼清徳・副総統がビデオメッセージを寄せ、台湾のCPTTP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定)への加入実現に向けて支持を訴え、また出席した謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表も、台湾のWHOへのオブザーバー参加を支持する決議が日本の47県の37の議会で可決されたことなどを踏まえ、台湾のCPTTP加入を支持していただきたいと挨拶。
最後に、神戸宣言が実行委員会事務局長の上畠寛弘・神戸市議によって読み上げられ、「日本と台湾の経済、文化、教育、観光、医療、防災などの分野での交流・連携協力の促進」「日台の外交・安全保障政策の為、『日台関係に関する基本法』を速やかに制定すること」「CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定)を加入申請した台湾の加盟に向け、日本による働きかけを強化すること」など5項目が満場一致で採択されました。
NHKが謝長廷代表の発言を中心に報道していますので下記にご紹介します。
なお、来年は高知県で開催されるそうで、高知県議会の森田英二議長が18人の県議とともに壇上に上がり、参加を呼び掛けたそうです。
—————————————————————————————–神戸市で「日台交流サミット」 連携促進へ「神戸宣言」採択【NHK:2021年11月12日】映像:https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211112/2020016009.html
「日台交流サミット」が神戸市で開かれ、経済や文化などさまざまな分野で日本と台湾の交流を促進し一層の連携をはかっていくことなどを盛り込んだ「神戸宣言」が採択されました。
「日台交流サミット」は、日本と台湾の交流活動に取り組む地方議員などが平成27年から毎年、開いているもので、7回目の今回は初めて神戸市で開催されました。
サミットで、日本との窓口機関、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表があいさつし、「台湾と日本はお互いが助け合って家族のような交わりだ。このような関係は世界の模範となれるものだと信じている」と述べました。 そして、日本と台湾の間で、経済や文化、それに観光などさまざまな分野で交流を促進し、一層の連携をはかっていくことなどを盛り込んだ「神戸宣言」が採択され、閉幕しました。
謝長廷代表は「多くの人が集まってくれてうれしい。日本と台湾は新型コロナの影響で交流が中断していたが、コロナは落ち着きつつある。収束したらすぐ以前のように交流していきたい」と話していました。
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