台湾戦猫・蕭美琴(Hsiao Bi-khim)
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
11月20日から24日まで、
台湾の総統副総統、国政選挙の立候補提出期間。
今現在で提出した総統副総統候補は頼清徳・蕭美琴ペアのみ。
民進党の蕭美琴副総統候補が注目されている。
蕭美琴は「戦猫」とも呼ばれている。
彼女は台湾意識が強く、台湾人が多く英語のファーストネームを持っているなか、蕭美琴は「Bi-khim」とそのまま台湾語読み。
自分の名前をアメリカ式に変えていない。
父は台湾人主体性を重視する長老教会の牧師、母はアメリカ人。
家族とも敬虔なクリスチャン。
母も台湾に移住し、台湾語ができる。
家族は台湾人意識が強い。
注目するポイントとして、
民進党の支持基盤が弱い花蓮で立法委員に挑戦して、
10年挑戦し続け、花蓮選挙区の立法委員に選出された。
台湾意識の強い蕭美琴は一度、党内選挙で、
「台湾独立派の仮面をかぶった中国派」と誹謗中傷されたことがある。
国会議員として比例で2期、選挙区で2期。
通算15年間。
得意分野は外交。
駐米大使に適任ということで、蔡英文総統2期目で駐米代表。
アメリカとの外交に尽力した。
アメリカ大統領の就任式は台湾の駐米大使は本来招待されないが、
蕭美琴は招待された。
これもバイデン政権の台湾に対するメッセージ。
また蕭美琴は今まで台湾の外交官が入れなかったホワイトハウスと国務省に定期的に出入りできた。
また他のワシントンDCにいる他国の外交官とも関係が良好。
彼女のコツの一つは、美味しい台湾料理を定期的にふるまう。
ワシントンDCで最も評価されている外交官とも言われている。
中国政府からも「評価」されている。
中国政府から台湾独立分子と認定され、二度も制裁された。
彼女は「戦猫」。
大の猫愛好家。
彼女の外交も「戦猫外交」と言われている。
普段は柔和だが、いざという時に毅然とした態度で戦う。
頼清徳からの人物像の表現は、
1.利害を度外視、損得勘定をしない。
2.与えられた任命を全力で全うする。
3.謙虚
蕭美琴を副総統候補にしたのは、頼清徳にはとてもプラス。
1.頼清徳が蔡英文路線を継承する強いメッセージ
2.外交人脈の継承
3.蔡英文の支持層を取り込む。
4.国会議員の獲得議席増に貢献できる。
台湾の次世代リーダーの筆頭候補に蕭美琴がなる。
戦う猫として台湾のために頑張ってほしい。
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