「三つ巴の台湾総統選」
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
台湾の総統選挙は24年1月13日に行われる。
立候補するには、23年11月20日から24日の間に届け出をしなければいけない。
民進党候補は20日に届け出を出したが、その他の候補は23日まで届け出がなかった。
野党一本化が難航したため。
国民党と民衆党が行った15日の話し合いが決裂。
23日の公開は国民党が公開でしたいということで、
台北市内のホテルで生中継で公開話し合いをした。
その結果は喧嘩別れ。
なぜここまでして会談をしたのか。
それは中国の圧力が想像される。
結果国民党候補は、侯友宜と趙少康。
副総統候補の趙少康は戦う親中派。
アンチ李登輝派とも知られている。
カリスマ性があって弁が立つ。
副総統候補を自分と対極的な一番の過激派を入れたことによって、
親中派からの支持は増すが、
中立派からの支持が逃げてしまう。
民衆党は柯文哲と呉欣盈。
副総統候補の呉欣盈は財閥三代目。
柯文哲は財閥を批判していたが、
副総統候補を財閥三代目にした。
その目的としては選挙に必要な財力確保。
お金は入るが、若者の得票が減る可能性が出る。
頼清徳と蕭美琴コンビは、お互い足りないところを補うので、プラスだ。
今後の流れとして、
民進党と国民党が目立ち、民衆党は草刈り場になる。
民進党も国民党も民衆党を攻撃すると思われる。
今回の三つ巴、現時点では民進党に有利。
ただし選挙は水物。
選挙に影響する要素:
1.自己陣営のミスやスキャンダル発覚
2.国内の大事件(人災・天災)
3.中国の攪乱(情報戦・暗殺)
もし暗殺があれば、民衆党の柯文哲が一番狙われる可能性が高い。
4.国際情勢の変動
現在は民進党が有利だが、油断はできない。
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