石破総理より早かった安倍昭恵さんの台風お見舞いと野崎孝男氏らの支援活動

本誌でも、台風4号(ダナス)で台南市や嘉義市では文旦などの果物が甚大な被害を受けたことをお伝えしました。

加えて、その後の豪雨が被害を拡大したそうです。

日本からも、石破茂総理がお見舞いのSNSが届け、頼清徳総統も返礼をしたためています。

驚いたのは、石破総理がX(旧ツイッター)でつづったお見舞いより、安倍晋三元総理夫人の昭恵さんのお見舞いの方が1日以上も早かったことです。

安倍昭恵さんは7月11日の午後5時11分、下記をSNSにつづりました。

≪7月7日に台湾南部を襲った台風4号の被害は甚大であり、未だ停電は続き農作物も壊滅的であるようです。

心よりお見舞い申し上げます。

いつも暖かいお心を寄せていただいている台湾のために何ができるのか・・・ 台湾加油!≫https://x.com/akie_official/status/1943583975932596719

石破総理が下記をSNSに日本語と中国語でお見舞いを投じたのは、それから1日以上経った7月12日の午後10時27分。

≪台湾の皆さんへ この度、台風4号(ダナス)で大きな被害が出ていることに、大変心を痛めています。

被害に遭われた方々に対し、心からお見舞い申し上げます。

特に、農作物の被害が深刻だとの報に接し、農家の方々のお気持ちを思うと、胸が痛みます。

台湾の皆さんが一刻も早く普段の生活を取り戻されるよう、心からお祈り申し上げます。

https://x.com/shigeruishiba/status/1944025722382954516

揚げ足を取るつもりはありませんが、石破総理のお見舞いが安倍昭恵さんより遅かったのは参院選の応援もあったのでしょうが、「なんだかなー」という感がぬぐい切れません。

今回、台湾南部に甚大な被害をもたらした台風4号が嘉義県布袋鎮に上陸したのは7月6日深夜、7日午前6時ごろには台湾海峡に抜けていきました。

台南市の黄偉哲市長は翌日から台南市の被災地を見て回り、13日午後は甚大な被害を受けた台南市七股区を訪れたところ、数日前に七股区篤加里でラーメン200杯の炊き出しを行ったばかりの野崎孝男氏(台南市日本人協会名誉理事長、行政院顧問)が台南市日本人協会の幹部とともに被災者やボランティアたちに弁当250個を配布していたそうです。

野崎氏は「奧西克彦・台南市日本人協会理事長と大洞敦史・副理事長と3人で2万2,500台湾元(約11.3万円)を出し合って弁当250個を購入。

七股区後港里まで車で運んで被災者らに配った」(Taiwan Today誌)と報じられ、黄市長は野崎氏らをねぎらい謝意を伝えたそうです。

野崎氏や台南市日本人協会幹部の方々の素早い対応には頭が下がります。

こういう方々が台湾の日本への信頼をつないでいただいているのだと確信しています。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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