蔡英文・次期総統の閣僚人事が粛々と進んでいる。昨日、林全・次期行政院長は総統府秘書長
(官房長官に相当)に台南市政府の秘書長を務める陳美伶氏を充てるなど閣僚人事の第二弾を発表
した。
(官房長官に相当)に台南市政府の秘書長を務める陳美伶氏を充てるなど閣僚人事の第二弾を発表
した。
ちなみに陳美伶氏は、1958年、花蓮県に生まれ、政治大学で法学を専攻して博士課程を修了後に
法務部(法務省に相当)に入り、科長や参事などを経、行政院副秘書長や文化大学副教授などを歴
任後、2010年から頼清徳市長の下で台南市政府の秘書長をつとめている。
蔡英文政権は初の女性総統であり、総統と副総統を除く総統府トップで閣僚級の秘書長も女性と
なる。
新政権の閣僚人事第二弾が発表
【台湾国際放送:2016年4月12日】
新たな政権での行政院長に決まっている林全氏が閣僚人事第二弾を発表した。今年1月の次期総
統選挙で最大野党・民進党の候補、蔡英文・主席が当選したことで、5月20日には政権が交代す
る。林全氏は組閣作業にあたっているが、12日、閣僚人事第二弾を明らかにした。
それによると、官房長官に相当する行政院の秘書長には、現在、台湾南部・台南市で市政府の秘
書長を務める陳美伶・女史、法務部長には台湾北部・桃園市の邱太三・前副市長、さらに行政院農
業委員会主任委員には台湾南部・屏東県の曹啓鴻・前県長、行政院環境保護署長には民進党籍の立
法委員(比例代表)の李応元氏が就任する。
また、労働部長は、現在の労働部次長である郭芳煜氏、国家発展委員会の主任委員は国立台湾大
学経済学部の陳添枝・教授が担当する。そして、台湾南部・高雄市の呉宏謀・副市長が行政院公共
工程委員会の主任委員を務める。陳添枝氏と呉宏謀氏は、無任所大臣に相当する政務委員も兼務す
る。
林全氏は、向こう一週間以内に第三弾の人事を発表するとしている。