伝えることなどを目的に日本会議地方議連訪台団長として訪台した9月8日、親中派の活動
家とみられる男に台南市内のホテルで卵を投げつけられた。産経新聞の取材に対して「日
台を分断する意図を感じる」と話している。下記に紹介したい。
なお、小礒氏らの歓迎夕食会を開いた頼清徳・台南市長は「知らせを受けすぐにホテル
に駆けつけ小礒氏に謝罪、警備の強化を指示した」(9月16日付「中央通信社」)という。
小礒都議は本会理事で、都議会内に平成17年12月に設立された「自民党 日台友好議員
聯盟」の幹事長もつとめている。
日台分断 意図感じる─卵攻撃被害の都議 親中活動家関与か
【産経新聞:2012年9月17日 社会面】
台湾南部・台南市で小礒(こいそ)明・東京都議が今月8日、卵をぶつけられた事件で、
小礒氏が16日、産経新聞の取材に応じた。現地メディアは15日になって事件を一斉に報
じ、報道では男が「日本に帰れ」と叫んだとされるが、小礒氏は「男は叫んでいなかっ
た」と否定。「あえて尖閣問題と結びつけ日台を分断する意図を感じる」と語り、親中国
の活動家による犯行の可能性を指摘した。
小礒氏は7〜10日、日本会議地方議連訪台団長として李登輝元総統らと面会。小礒氏によ
ると、台南市内のホテルで8日夜、市長主催のレセプションを終え客室に戻る際、エレベー
ター前で背後に気配を感じて振り返ったところ、男に卵を投げつけられた。1、2個が小礒
氏の肩あたりに当たり、男はそのまま逃げた。男は中肉中背、サングラスをかけ、紙袋を
持っていたという。
何度も訪台している小礒氏は「外省人(中国大陸籍)では」と感じ、そうした情報も入
手したという。男は数時間前からいたとみられ、小礒氏は「手際もよく、プロではないか
と思った」と話す。礒氏には市当局から謝罪があり、帰国まで厳重な警備が付いた。
事件以外は尖閣問題で抗議されることは一般人も含め一切なかったといい、小礒氏は
「台湾の多くの人々は尖閣問題を気にしていない。ごく一部が『台湾も怒っている』との
イメージ作りや日台関係悪化を狙ったように感じる」と話した。