【時事通信:2012年9月12日】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091200605
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【南投(台湾中部)時事】台湾の李登輝元総統は12日、中部・南投県鹿谷郷で時事通
信など日台の報道機関に対し、台湾も領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について、「台
日間で釣魚台(尖閣の台湾名)の主権問題は存在しない」と述べ、尖閣は日本の領土との
認識を改めて示した。
李氏は「台湾の民衆が(尖閣の主権問題に)それほど関心を持っているとは思えない」
とした上で、「(尖閣関連で)存在するのは漁業問題だけだ」と指摘。台湾の漁民も尖閣
周辺で操業できるよう問題解決に向けて日台が官民で努力することを呼び掛けた。
李氏は11日から3日間の日程で、1999年に発生した大地震の被災地である南投と台中を訪
問している。地震発生当時、現役の総統として救援などの陣頭指揮を執った。