壊!」と題して、石井望(いしい・のぞむ)准教授の研究を紹介したところ、昨日(11月
27日)、石井氏より本誌のバックナンバー「コメント」欄に「研究をご紹介くださり光榮
です」との書き出しでコメントをいただいた。ありがとうございます。
石井氏の研究は、その号で述べたように、台湾の馬英九統が発見したという『全台図
説』は、実は尖閣が清国の国外だったことを示していて、逆に、日本の領有権の正当性が
改めて証明され、尖閣を日本が盗んだとする主張も根本から崩れるものであり、一方の中
国側が根拠とする古文書『順風相送』(じゅんぷうそうそう)という航路案内書は、中国
側の主張する成立年代より160年も新しく、約440年前に成立したもので、文中の記述も、
尖閣が中国ではなく、琉球に帰属することを示す内容となっていて、中国側の領有権主張
に歴史的根拠がないことを指摘する画期的な研究だ。
石井氏は11月26日から「八重山日報」に「馬英九閣下、尖閣史料ご提供に感謝」と題し
て連載中だそうで、30日まで掲載の予定だという。
石井准教授から26日の第1回と27日の第2回をお送りいただいた。また、その他の記事も
お送りいただいたので、下記にそのままご紹介したい。
学者の研究は地道な積み重ねのうえに成り立っているが、特にこういう文献考証という
のは地道そのもの。しかし、この研究がなければ歴史事実は明らかにならない。改めて石
井准教授に敬意を表したい。
研究をご紹介くださり光榮です。馬英九氏の件については、やや詳しい解説文を、11/26よ
り11/30まで八重山日報に連載してをります。
紙だけでなくインターネット版もございますので、是非ご覽下さい。
リンクが長いのですがご容赦下さい。正字正かなです。
八重山日報11月26日「馬英九閣下、尖閣史料ご提供に感謝」連載第一囘
http://www.yaeyama-nippo.com/2012/11/26/%E9%A6%AC%E8%8B%B1%E4%B9%9D%E9%96%A3%E4%B8%8B-%E5%B0%96%E9%96%A3%E5%8F%B2%E6%96%99%E3%81%94%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%AB%E6%84%9F%E8%AC%9D-%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%9B%98-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E6%9C%9B/
八重山日報11月27日「馬英九閣下、尖閣史料ご提供に感謝」連載第二囘
http://www.yaeyama-nippo.com/2012/11/27/%E9%A6%AC%E8%8B%B1%E4%B9%9D%E9%96%A3%E4%B8%8B-%E5%B0%96%E9%96%A3%E5%8F%B2%E6%96%99%E3%81%94%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%AB%E6%84%9F%E8%AC%9D-%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%9B%98-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E6%9C%9B/
更に別の報道と寄稿もございます。
八重山日報10月6日「明國地圖、尖閣は「國外」、中國公式見解を否定」
http://www.yaeyama-nippo.com/2012/10/06/%E6%98%8E%E5%9B%BD%E5%9C%B0%E5%9B%B3-%E5%B0%96%E9%96%A3%E3%81%AF-%E5%9B%BD%E5%A4%96-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%85%AC%E5%BC%8F%E8%A6%8B%E8%A7%A3%E3%82%92%E5%90%A6%E5%AE%9A-%E7%9F%B3%E4%BA%95%E5%87%86%E6%95%99%E6%8E%88-%E5%85%B7%E4%BD%93%E7%9A%84%E5%8F%8D%E8%AB%96%E3%82%92/