と台湾の議会同士が結んだ初の協定だった。その後、平成20(2008)年4月16日に神奈川県議会と
台北県議会が友好交流協定を締結している。
今年の7月、石川県の小松市議会と彰化市議会が友好交流協定を締結することになった。北國新
聞が伝えているので下記に紹介したい。
本会の調査によれば、1970年代末からはじまった日台の自治体同士による姉妹都市や友好交流都
市などの協定は現在30例あるが、一昨年と昨年の2年間だけで12例にも及んでいる。
石川県議会と台南県議会の友好交流協定締結に尽力した宮元陸(みやもと・りく)加賀市長は去
る4月3日に台南市を訪れ、頼清徳市長と姉妹都市提携で合意し、その前日の2日には高雄市の陳菊
市長を訪れ、同市と観光交流都市協定、高雄市鼓山(こざん)区と友好都市協定を結ぶことで合意
しているので、今年中に2例増えることが決定している。
この小松市議会と彰化市議会の友好交流協定締結は、そのような上潮ムードをさらに盛り上げる
好材料となりそうだ。心から祝意を表するとともに、関係者の労に謝意を表したい。
台湾の市議会と友好協定 県内初、小松が7月
【北國新聞:2014年5月12日】
小松市議会は7月、台湾・彰化(しょうか)市議会(市民代表会)と友好交流協定を締結する。
小松市議会事務局によると、県内の市町議会が台湾の議会と協定を結ぶのは初め て。小松側が訪
問団を派遣し、小松―台北便を生かした交流を深めていく。
彰化市は台湾中部に位置し、人口約23万人。国際空港がある台湾第3の都市・台中市に近く、製
造業や農業が盛んで、2015には台湾高速鉄道(台湾新幹線)の彰化駅が開業する。
協定締結は小松市議会の宮西健吉議長が3月、彰化側に打診し、11日までに邱建富(きゅう・け
んふ)彰化市長から招待状が届いた。両議会は今後、協定の内容を詰める。 小松市議会の訪問団
は7人程度で構成し、7月8〜11日に彰化市入りする。
12年から台湾との交流を探ってきた小松市議会は昨年1月、彰化市に訪問団を派遣し、交流に乗
り出した。彰化市議会は同5月に、小松市議会は同9月に訪問団を相互派遣し、交流促進に取り組む
ことを確認していた。
県内では、県議会が台湾・台南市議会、韓国・全羅北道議会、金沢市議会が韓国・全州市議会と
友好交流協定をそれぞれ締結している。