母の日にあたった昨日、台湾・台南市の烏山頭ダム畔で、没後80年を迎えた八田與一技師の墓前祭が斎行された。式典には、台南市長を務めた頼清徳副総統が参列して挨拶したという。
八田與一技師こそ、日本と台湾を結ぶ原点。台湾の人々が今でも墓前祭を開いていることに深い敬意を表するとともに、八田技師の願いを受け継ぐためにも、日台のさらなる交流の深化を願わずにはいられない。
—————————————————————————————–台湾、日本人技師の命日に慰霊祭 八田與一氏、ダム建設を主導【共同通信:2022年5月8日】https://nordot.app/895970789239472128?c=302675738515047521
【台南共同】日本統治時代に台湾南部・台南市の烏山頭ダムを中心とする大規模な水利施設の建設を主導した金沢市出身の日本人技師、八田與一(1886〜1942年)の慰霊祭が命日の8日、同ダム付近にある墓で行われた。今年は没後80年に当たる。
頼清徳副総統は「八田氏の精神を受け継ぎ水利施設を一層広げ、農業や工業の発展を進めていく」と強調。八田の偉業を広めてきたことで日台の交流が深まったとして「台日の友人関係を一層深化させ、国際社会の諸問題に対応していきたい」と期待を込めた。
台湾在住の八田の親族は「水利施設を大切に守ってくれた」と台湾側に謝意を表明した。
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