群馬県沼田市に「台湾紅茶の父」新井耕吉郎の顕彰会が発足

 台湾の人々からいまでも「台湾紅茶の父」と慕われる、群馬県沼田市出身の新井耕吉郎(あらい・こうきちろう)。6月19日、沼田高校同窓会長の星野本三氏を会長に顕彰会が発足したそうです。

 記念講演は群馬地域学研究所の代表理事で、新井耕吉郎顕彰会顧問についた日本李登輝友の会理事でもある手島仁(てしま・ひとし)氏が行ったそうです。

 群馬テレビが伝えていますので下記に紹介します。—————————————————————————————–「台湾紅茶の父」新井耕吉郎の功績を伝えよう 出身地の群馬・沼田市で顕彰会が発足【群馬テレビ:2022年6月20日】動画:https://nordot.app/911428442244628480

 「台湾紅茶の父」と呼ばれる新井耕吉郎の功績を伝えようという取り組みが出身地である群馬県沼田市利根町で始まりました。

 新井耕吉郎は、1904年、現在の沼田市利根町に生まれ、日本統治下の台湾で紅茶の栽培に尽力しました。その功績を讃え、台湾では「台湾紅茶の父」と呼ばれ、2009年には、実業家の許文龍さんから利根町に胸像が贈られています。

 日本ではあまり知られていない耕吉郎の功績を広く知らしめ、地域の観光や教育の振興につなげていこうと、沼田市利根町では、顕彰会を立ち上げました。19日に行われた発会式では、地元の観光協会や商工会などの関係団体が集まり、沼田高校同窓会長の星野本三さんが会長に決まりました。

 このあと、群馬地域学研究所の代表理事で、新井耕吉郎顕彰会の顧問でもある手島仁さんが講演し、耕吉郎について解説しました。手島さんは、「耕吉郎は台湾を愛し、台湾に紅茶を残したいと願って活動していた」と、その思いを伝えました。

 顕彰会では、今後、会員を募るとともに耕吉郎に関する調査や啓発活動、台湾との交流などを行っていくとしています。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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