近年、日本と台湾の教育委員会同士が教育交流に関する提携が増えている。
2024年は、1月に大分県教育委員会と台北市教育局が「教育覚書」を締結したことを皮切りに4件、2025年は、2月に大分県教育委員会と新北市教育局による「教育覚書」など5件、そして今年に入ってからは2月ですでに3件の提携を結んでいる。
1月に、福島県郡山市と同市教育委員会と台北市教育局が「教育交流に関する覚書」を結び、2月には兵庫県川西市教育委員会が新竹市と屏東県の教育処と「協力覚書」を立て続けに結んだ。
日台間の教育委員会同士の提携は、2014年5月22日に広島県教育委員会と桃園県(現、桃園市)教育局が「教育協定」を締結したことが初めてで、この13年間で18件にも及ぶ。
下記に、本会が調査した「日本と台湾の教育提携」とともに、川西市が「台湾と締結した理由」や「今後の連携・協力について」について発表しているのでご紹介したい。
なぜ台湾との教育提携が増えているのか、その理由の一斑として、川西市の教育との親和性が高いことなどが明らかにされている。
これは川西市に限ったことではなく、他の教育委員会や自治体などほとんどの日台間の提携にも通ずる理由だ。
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日本と台湾の教育提携【2026年2月10日現在:18件 日本李登輝友の会調べ】
1)2014年05月22日 広島県教育委員会と桃園県教育局が「教育協定」を締結。
(現、桃園市) 2)2015年09月07日 徳島県教育委員会と新竹市教育処が「教育交流協定」を締結。
3)2016年12月19日 東京都教育委員会と台北市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
4)2016年12月20日 東京都教育委員会と高雄市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
5)2018年09月13日 長野県教育委員会と高雄市教育局が「教育交流協力に関する覚書」を締結。
6)2021年08月31日 青森県教育委員会と台北市教育局が「教育交流協力に関する了解覚書」を締結。
7)2024年01月17日 大分県教育委員会と台北市教育局が「教育覚書」を締結。
8)2024年03月29日 宮城県教育委員会と台北市教育局が「教育交流協力に関する了解覚書」を締結。
9)2024年09月10日 河口湖南中学校組合教育委員会と高雄市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
10)2024年11月05日 愛媛県教育委員会と台北市教育局が「教育交流協力覚書」を締結。
11)2025年02月21日 大分県教育委員会と新北市教育局が「教育覚書」を締結。
12)2025年03月18日 長野県教育委員会と台北市教育局が「教育交流協力に関する覚書」を締結。
13)2025年03月19日 長野県教育委員会と新北市教育局が「教育交流協力に関する覚書」を締結。
14)2025年08月04日 八王子市教育委員会と高雄市教育局が「教育交流協力についての覚書」を締結。
15)2025年11月13日 熊本県教育委員会と台北市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
16)2026年01月30日 福島県郡山市と同市教育委員会と台北市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
17)2026年02月09日 兵庫県川西市教育委員会と新竹市教育処が「教育交流分野における協力覚書」を締結18)2026年02月10日 兵庫県川西市教育委員会と屏東県教育処が「教育交流分野における協力覚書」を締結
台湾 新竹市・屏東県 教育処と連携協力の覚書を締結 / 兵庫県川西市【川西市プレスリリース:2026年2月17日】
兵庫県川西市では2月9日・10日に、台湾 新竹市・屏東県の教育処と了解覚書 ( MOU:Memorandum Of Understanding )を締結しました。
今後は、オンラインによる学校間の交流や、青少年の国際交流にむけて連携していきます。
台湾 新竹市と連携協力 / 教育処の方々と川西市教育長
1.MOUを締結した台湾の市、県について
・新竹市(令和8年2月9日 締結) 人口約46万人で、過去に本市と交流した実績がある都市です。
「台湾のシリコンバレー」と称され ており、プログラミング教育やAI活用に力を入れています。
・屏東県(令和8年2月10日 締結) 人口約79万人で、国際教育を推進している自治体として、台湾駐大阪経済文化弁事処からの推薦を 受け、締結。
2023年に新設された国際教育センターが中心となり、外国人英語教師の配置拡大やオ ンライン交流の推進に取り組んでいます
2.台湾と締結した理由について
1)時差の影響が少ないこと(1時間) 2)英語を第2言語として学習していること 3)令和4年度から交流を開始し、いままで14校で本市との交流実績があること 4)本市が目指す教育との親和性が高いこと (子ども主体の教育の推進/学校運営に対する子どもの参画/外国語教育の促進)
▼川西市の目指す方向性・育てる力とは? 1)子どもの興味・関心に基づき、海外の子どもと主体的に対話・意見交流を行う 2)対話を通して問いが生まれ、さらなる対話につなげ、学びを深める 3)教科としての外国語科に加え、教科横断学習や探究学習等、多様な学びを通して課題解決に取り組 む 4)リアルタイムでの対話を通じ言語・非言語による情報を収集・分析し、自分の考えを形成・表現 する
3.今後の連携・協力について
今後は、川西市教育委員会で交流プログラム検討委員会を立ち上げ、その実施内容を検討しながら、以 下のことについて令和8年4月から順次交流をスタートしていきます。
・学校間交流の促進 お互いの地域の小・中学校・特別支援学校間の積極的なオンライン交流を促進し、相互関係を強化して いきます。
また、教員間の交流についても促進し、共同で研修を行ないます。
・青少年の国際交流の促進 青少年の国際交流に積極的に取り組み、互いの伝統・歴史・産業・文化を取り入れた国際理解教育や芸 術文化・スポーツ等の共同プロジェクトを行います。
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※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。





