いささか掲載が遅くなりましたが、去る10月20日、青森県とむつ市は高雄市と「友好交流協定」を締結しました。
昨年12月16日に青森県とむつ市は高雄市と「国際交流推進覚書」を結び、農水産品や観光、教育などの分野で協力を進めることに合意しました。
それから1年、今度は覚書から昇格させ、経済、教育、観光、文化、農業、漁業など多岐にわたる分野で友好交流を推進してゆくことを約束する「友好交流協定」を結びました。
「国際交流推進覚書」を結んだときと同じように、調印式は高雄市政府庁舎で行われ、青森県の宮下宗一郎(みやした・そういちろう)知事、むつ市の山本知也(やまもと・ともや)市長、そして高雄市の陳其邁・市長が調印式に臨みました。
「国際交流推進覚書」を結んだときにご紹介したように、実は宮下知事の実父の宮下順一郎氏はむつ市長をつとめ、宮下知事自身もむつ市長を3期つとめていて、現在の山本市長は宮下知事の市長時代に市長秘書などをつとめた後に県議を経て、宮下市長の後任市長に当選したという間柄です。
この友好協力協定の締結により、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」締結からは177件(本会調査)となり、今年に入って新たに結ばれた提携数も下記のように11件となっています。
◆2025年の日台都市間提携1)02月13日 本庄市が台南市と「友好交流協定」締結2)03月13日 宇土市、宇城市、美里町と台南市が「友好交流協定」を締結3)05月26日 北海道平取町と花蓮県萬栄郷が「友好交流協定」を締結4)06月10日 北海道むかわ町と台南市左鎮区が「友好交流協定」を締結5)06月25日 群馬県沼田市と南投県県魚池郷が「交流に関する覚書」を締結6)07月01日 北九州市と高雄市が「都市間の連携強化に関する協定」を締結7)07月04日 大分県日出町と新竹市が「友好交流協定覚書」を締結8)07月15日 北海道余市郡仁木町と花蓮県鳳林鎮が「友好交流協定覚書」を締結9)08月07日 宮城県名取市・岩沼市と桃園市が「交流促進協定覚書」を締結10)10月16日 佐賀県嬉野市と嘉義県竹崎郷が「友好交流協定」を締結11)10月20日 青森県・むつ市と高雄市が「友好協力協定」を締結
青森県、むつ市、台湾・高雄市が友好交流協定【陸奥新報:2025年10月21日】https://mutsushimpo.com/news/gbtnd9lt/
青森県とむつ市は20日、台湾・高雄市との3者で友好交流協定を締結した。
3者は昨年、国際交流の促進に関する覚書を締結しており、今回の協定締結により経済、教育、観光、文化、農業、漁業など多岐にわたる分野でさらに友好交流を推進していく。
高雄市庁舎で行われた締結式では、陳其邁市長、宮下宗一郎知事、山本知也むつ市長がそれぞれ調印。
宮下知事は「人口減少の中でも、青森県の経済成長に資するような産業交流をしていきたい。
農林水産業も含めたさまざまな分野で交流を重ねていきたい」と述べた。
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