【祝】 北九州市と高雄市が「都市間の連携強化に関する協定」を締結

7月1日、北九州市と高雄市が「都市間の連携強化に関する協定」を締結しました。

今後は、経済分野での協力強化やスマートシティ実現に向けた情報交換、観光情報の相互発信などに取り組むそうです。

協定の内容につきましては、北九州市がプレスリリースを2日に発表していますので、下記に紹介します。

◆「北九州市と高雄市の都市間の連携強化に関する協定」締結 【北九州市:2025年7月2日 報道発表】 https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/001152251.pdf

熊本に進出した半導体チップを製造する世界的企業のTSMC(台湾積体電路製造)効果は計り知れないほどになっていますが、自治体同士による都市間提携にも大きな影響を及ぼしています。

なお、両市は同時に、北九州市都市ブランド創造局と高雄市政府運動発展局が「北九州マラソンと高雄富邦マラソンとの友好交流に関する覚書」も締結し、今後、「スポーツ分野での友好交流を図るとともに、相互の大会のPR及び協力を深め、両市のスポーツ事業のさらなる発展に貢献すること」を目指すそうです。

通常ですと、スポーツや青少年交流も協定に盛り込むのですが、協定では経済分野での関係強化を謳っていますので、部局間の締結としたようです。

この北九州市と高雄市の「都市間の連携強化に関する協定」で、日台の都市間提携は、6月25日の沼田市と南投県県魚池郷の「交流に関する覚書」を結んでから今年は6件目となります。

また、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」締結からは170件(本会調査)となりました。

心より祝意を表し、下記に高雄市政府「市政新聞」と日本経済新聞の記事をご紹介します。

◆日本北九州市長武内和久首訪高雄 與陳其邁簽署城市合作協定 【高雄市政府「市政新聞」:2025年7月2日】 https://www.kcg.gov.tw/CityNews_Detail1.aspx?n=3A379BB94CA5F12D&ss=57DD46BADE49A6D6


北九州市、台湾・高雄市と連携協定 半導体後工程ASEの本社所在地【日本経済新聞:2025年7月3日】https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC022Z60S5A700C2000000/?n_cid=kobetsu

北九州市は2日、台湾の高雄市と連携協定を結んだと発表した。

同市には半導体後工程の世界最大手、日月光投資控股(ASE)が本社を置く。

経済分野での協力強化やスマートシティ実現に向けた情報交換、観光情報の相互発信などに取り組む。

北九州市の武内和久市長が高雄市を訪問し、陳其邁市長と1日に協定を締結した。

北九州市の企業誘致担当者は「(市有地売却の仮契約を結んでいる)ASEの誘致とは直接の関係はない。

ただ半導体産業の集積地として参考にするべきことは多く、関係を深めていきたい」という。

北九州市によると、高雄市は人口274万人。

情報通信技術(ICT)活用による都市課題の解決やデジタルインフラの整備が進む。

国際的な音楽イベントの開催による「コンサートエコノミー」の推進で、2023、24年の観光客数は台湾の都市でトップだった。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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