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世界にアピールすべき中国の沖縄分断工作  黄 文雄(文明史家)

【黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」第216号:2018年1月2日号】http://www.mag2.com/m/0001617134.html

*読みやすさを考慮し、見出しと小見出しは本誌編集部で付したことをお断りします。

◆約束を守らない北と南はいずれ自滅する

 皆様、黄文雄です。

 新年あけましてめでとうございます。

 今年が皆様にとっていい年になりますことをお祈り申し上げます。

 昨年は北朝鮮の「核」と、トランプ大統領の「言いたい放題」(真言陀羅尼?)に振り回された感をお持ちの方も少なくないでしょう。

 日本と台湾の関係についていえば、2017年の年初早々、日本は台湾との窓口機関の名称を「日本台湾交流協会」に変更し、正式に「台湾」の名を使用するようになりました。

 その他、アメリカ、イギリス、EUなども台湾との従来の関係を変更するさまざまな動きがありました。EUでは欧州議会で、台湾の国際機関への参加を支持する決議も可決されました。

 しかし、台湾ではこうした新しい流れへの対応にもたついているので、「不作為」だという声もあります。我々の力不足によるところも多いと反省しながら、これからますます努力していくつもりです。

 日本は北朝鮮の核に振り回されるだけでなく、昨年末には韓国の文在寅大統領が慰安婦合意の反故を示唆するなど、朝鮮半島をめぐっては頭の痛いトラブルだらけです。

 しかし、韓国の裏切りやいじめにあってきた台湾からすれば、「慰安婦」や「性奴隷」などの嫌がらせについては、いちいち気にしていたらキリがありません。北も南も約束を守らないということは、世界的に知られるようになってきていますから、単なる「病気」だと考えて要求を突っぱねていれば、いずれ自滅していくでしょう。

◆日本から沖縄の分断を図る中国

 日本のメディアや言論人は、いつも中国のいちばん「いい時代」の延長線上で中国の未来を語り、日本の「暗い時代」(たとえば失われた20年)の延長線として日本の未来を語ります。中国はこれからも経済成長を続け、活力を失った日本はその風下に甘んじるしかない、だから中国とは友好関係を保つために相手の言い分も聞くべきだと言った論調が、まだまだ主流を占めています。

 しかし、それは「偏見」だと私は思っています。そもそも、中国の言い分を聞くということは、尖閣諸島を核心的利益だとする中国を「正しい」と認めろということなのでしょうか。

 中国は沖縄までも自国の固有領土だと、官製メディアを通じて主張しています。反日デモの際には「沖縄解放、琉球回収」というプラカードがよく掲げられることはよく知られています。

 最近は、まずは日本から沖縄の分断・独立工作を図るため、沖縄に日本の主権は及ばないという説を打ち出し、「沖縄は『琉球』と呼ぶべきだ」という運動も展開しているのです。

 2013年には人民日報が「歴史上結論の出ていない沖縄(の帰属)問題も再び議論が可能だ」とした記事を出し、これに対して中国外交部の華春瑩報道官は、「沖縄および琉球の歴史は、学術界が長期にわたって注目する問題である」などと述べ、沖縄の帰属問題は定まっていないという立場を表明しています。

 中国が「一帯一路」に沖縄を引き込み、日本との分断を画策していることは、以前のメルマガでも述べました。沖縄を日本と切り分けたあとは、当然ながら中国は沖縄を「古来より中国の属国であり、日本がこれを奪った。だから中国のものである」と主張してくることは目に見えています。

 こうした中国の狙いに与したかたちの「友好関係」を築けというのでしょうか。そもそもふだんは「安倍一強」を批判するような人たちが、共産党一党独裁の国に与するような発言、姿勢を見せることも理解不能です。

◆沖縄の主権が日本にあることを確認した中国

 ちなみに、確かに琉球は明、清と朝貢関係がありましたが、島津藩の支配を受けて、両属関係にありました。

 そして1871年に遭難して台湾に漂着した沖縄の宮古島民が、台湾原住民に中国人と間違われて殺害されるという事件が起こり、日本が清朝に責任を問うと、清朝側は「台湾は化外の地(統治の及ばない地)」だと言い逃れたので、日本は西郷従道中将を指揮官として台湾に出兵しました。その結果、清朝側は日本の出兵は義挙だったと認め、賠償金を支払ったのです。

 この台湾出兵の結果、琉球は日本に属し、台湾は清に属するという暗黙の了解が日清両国の間に生まれました。そして明治政府は1872年に琉球藩を設置、1879年には沖縄県を設置したのです。いわゆる「沖縄処分」ですが、台湾出兵から沖縄処分までの一連の流れは、国際的には日本と清が沖縄と台湾の帰属を相互承認したものと認識されています。

 西郷の遠征軍が台湾を去るとき、清の艦隊は礼砲で送りました。その際、清の官民は「勝った、勝った」と大喜びしました。というのも、わずかな賠償金を支払っただけで、日本から台湾の帰属承認を得られたからです。

 そして1894年の日清戦争で日本が勝利したことにより、台湾は日本に永久割譲されるとともに、沖縄の主権は日本にあることが明確に確認されたのです。だから沖縄は明らかに日本に帰属しているのです。

◆中国の言う「固有の領土」こそ嘘だらけ

 中国の領土主張は「歴史的には中国の固有領土」の一点張りです。インドとの国境紛争も、中ソ、中越、南シナ海(南洋)、尖閣諸島なども、その一言を繰り返すばかりです。しかし、2016年7月に、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所が「中国が主張する南シナ海の領有権には、いかなる歴史的根拠もない」という裁定を出したことは、中国の言う「固有の領土」こそ嘘だらけというのが「正しい歴史認識」であるということを示しています。

 日本人は中国人に対して、「もっと歴史を学べ!」と言うべきです。中国の周辺国に対する野心について、日本はもっと世界各国にアピールすべきです。

 今年も私は日本やその近隣諸国、時局を冷徹な目で分析し、語り続けていくつもりです。お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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