【訂正】「謝謝台湾、日本頑張れ感謝イベント」

【訂正】「謝謝台湾、日本頑張れ感謝イベント」

12月5日に配信した【報告】「謝謝台湾、日本頑張れ感謝イベント」の中、事実関係と異なる記述がありましたので、訂正して再度掲載させていただきます。関係各位に深くお詫びを申し上げます。台湾の声 編集長 林 建良

             日台文化芸術交流協会

 今年の「311東日本大震災」の際、多くの台湾国民が日本に総額220億円にも上る義捐金と沢山の物資を日本に送りました。我々は台湾の国民に対する感謝の気持ちで、岩手、宮城、福島という三つの被災地の県知事や被災地代表を含む行政機関および民間団体をもって「謝謝台湾、日本頑張れ感謝イベント実行委員会」を設立し、数ヶ月間の準備を経て「謝謝台湾、日本頑張れ感謝イベント」を2011年12月2日に台北市の「国立国父記念館」にて開催いたしました。

11月1日の記者会見後、反響が大きく入場希望者が殺到しました。日本の震災復興に関心を持つ沢山の台湾国民は、この感謝イベントにも大変な熱意を示しました。
僅か一週間で入場券は全て予約されたにもかかわらず、参加希望者は予想の倍以上になり、5、6000人に達したほどでした。

この台湾国民の熱意に応えるべく、イベントに協力してくださるボランティアの家族たちにリハーサルの模様を見学できるよう取り計らいました。

それでも、予約したにもかかわらず入場券を入手できない方が多数いました。実行委員会はお詫びのしるしとしてノートや記念ボールペン、番組進行表などを送り、機会があれば、再度台湾で今回以上の意義あるイベントを開催し、台湾国民の熱意に応えたいとの気持ちもお伝えしました。

感謝イベント当日は日本企業の台湾訪問団、参議院議員の台湾訪問団なども含め、2500人余の席は埋め尽くされました。現場では百名以上のボランティアが参加者にきめ細かいサービスを提供しました。

2時間にも及ぶイベントの司会は民視テレビのニュースキャスターの翁郁容氏が担当し、林倍暉氏が通訳を務めました。イベントが始まる前、安倍晋三元総理が事前に録画したVTRで挨拶し、引き続き、岩手の被災地の状況もVTRで放映されました。その後、主催者代表のトニータナカ氏のリードにより、参加者全員で犠牲者のために黙祷しました。

演出は三部に分けて進行しました。

・第1部:開幕、謝謝台湾

まず、岩手県県知事の父親である達増崔夫氏が2名の被災地の教職員と2名の学生代表と一緒に挨拶し、その後、相澤光哉・宮城県議会震災復興委員長によるメッセージをVTRで放映しました。また、震災後の台湾における日本救援活動、日本の実況映像、孫文と親交のある日本友人の末裔である小坂文乃女史のVTRメッセージを放映、さらにその後、映画「海角七号」主演女優の田中千絵氏と、日本から来られた山谷えり子・参議院議員もそれぞれ挨拶しました。

・第2部:日本の心

衣紋道高倉流東京道場の「十二単着付け」の稽古の様子をVTRで放映した後、荘司礼子会長が800年の歴史がある日本伝統文化を代表する「十二単」の着付けを自ら演出して観客に魅了させました。

・第3部:ベスト パートナー

日本と台湾の両国民に愛され、大スターでもあるジュディオング氏が新作「ベスト パートナー」と「祈祷」を中国語で、また「魅せられて」を日本語で歌いながら、青木ホールディングスの副会長で「ベスト パートナー」の作詞者でもある会場の青木寶久氏に敬意を表されました。

閉幕前、ジュディオング氏とともに、台北永福ロータリークラブのメンバー30名、青木寶久先生、トニータナカ会長、十二単出演メンバー、岩手県教職員、学生代表らが壇上に上がり、参加者全員とともに「ベスト パートナー」を合唱しました。
このようにして「謝謝台湾、日本頑張れ感謝イベント」は、暖かい雰囲気の中で盛会裡に幕を閉じました。

日台間の友好関係が更に強固になるようにお祈りいたします。