【祝・紙版発行】西豊穣『新・台湾紀行: 硬派のためのエピソード集』ペーパーバック版出版

「台湾の声」【祝・紙版発行】西豊穣『新・台湾紀行:
硬派のためのエピソード集』ペーパーバック版出版

電子書籍として出版されていた西豊穣氏による『新・台湾紀行:
硬派のためのエピソード集』ですが、ペーパーバック版(四六判)も利用可能になったとの嬉しい知らせがありました。

新・台湾紀行: 硬派のためのエピソード集
ペーパーバック – 2024/2/24
西 豊穣 (著)
価格1,419円(税込)(電子書籍版は、770円(税込))

本書は、台湾の中に今でも残り続ける日本に関する十三篇のエピソード(下段タイトルリスト参照)集である。

優れた類書の存在は認識しているが、それら先達の切口とは異なる視点を提供していると思う故、また、台湾、中国大陸併せて四半世紀近くに及ぶ滞在を経験したという特異な経歴を有する故、タイトルに「新」を冠した。

四半世紀は確かに長いし著者は台湾の永久居留証を保持しているとはいえ、外国人なので「紀行」の方が適当と判断した。

これらのエピソードは、日本語で台湾情報、台湾関連のニュース、論説を配信しているメールマガジン『台湾の声』を通じ令和2年から丸三年に渡り配信された全投稿記事である。

エピソードの中には、一般の観光案内より専門性が高いものがある。

それ故、サブタイトルに「硬派」という単語を挟み配慮した。

今現在あなたが台湾に対し既に特定の興味と関心を持っておられれば、既に硬派である。

嘗て日本が半世紀に渡り台湾を領有していたことを知らない日本人もいるかもしれない。

一旦そのよう歴史的事実に目を向ける機会が得られ、何らかの形で台湾、台湾人と関わり合いが持てるようになると、世界一の親日国家、台湾があなたの中で蠢き出すだろう。

やがて、あなたは思い至ることになる―五十年に渡る日本統治時代、日本人は台湾で何をしたのだろうか?その帰結は今現在どのような形で我々の目の前に存在しているのだろうか?それら現代台湾の中の日本は今後も台湾人に引き継がれていくのだろうか?いくとすれば、それは日本人、台湾人の双方にとりどういう意味を持つのだろうか…?

今、日台関係は異次元の領域に入り込もうとしているように見受けられる。

例えば、グローバル安全保障の議論の中で「台湾有事」なる言辞が飛び交う。

また、半導体ファブ技術で世界トップを走るTSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出を、受け入れ側トップは「百年に一度」のチャンス到来と強調する。

いずれにしても、日台共栄こそが、将来の両国の繁栄のバックボーンであることは自明だと個人的には思うが、著者の印象では、日本人は台湾(その日本統治時代も含め)に関し曖昧模糊な部分が多くはなかろうか?そうであれば、著者でもささやかながらでも日本人の台湾に対する認識向上をサポートできるかもしれないと考えたのが、本書を上梓した基本的な動機である。

本書に収納されたエピソードのタイトルは以下の通りである。

ボリュームとしては各エピソード5,500文字前後(本文部分)だ:

エピソード一 台湾百年古蹟-測量基点
エピソード二 阿罩霧圳と霧峰林家
エピソード三 南蕃騷擾殉職警官碑
エピソード四 「水」地名考
エピソード五 台湾の国鳥
エピソード六 「鹽の道」-裕仁皇太子台湾行啓
エピソード七
裕仁皇太子台湾行啓-高雄巡啓と壽山古道
エピソード八 壽山-水の物語
エピソード九 台湾の桃源郷-南湖大山とシャクナゲ
エピソード十
氷河時代の「生き残り」-ニイタカトドマツ
エピソード十一 蘭嶼(再録、補遺の二部編成)
エピソード十二
台湾地名考-国民政府による「日本風」地名命名
エピソード十三
六亀特別警備道(再録、北段、南段の三部編成)


台湾の声

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