「米中首脳会談の場外乱闘」
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
11月15日に米中首脳会談が行われる。
首脳会談の内容と共に習近平の宿泊先も注目されている。
APEC会場から5分ほどのホテル。
ホテルの1階は全て白い布で覆われている。
習近平の専用車も黒い布で覆われている。
宿泊先というより葬式の会場にも見える。
専用車よりも霊柩車にも見える。
誰がこのアイデアを出したのか。
アンチ習近平派が恥をかかせようとしたのか。
それとも習近平派が習近平の知能レベルに合わせたのか。
首脳会談は本来サプライズがない。
首脳は両方の担当者が事前に折衝したシナリオ通りに動くだけ。
首脳会談の予定時間は4時間。
通訳を入れれば実質二時間。
まだ会談は始まっていないが、
大体大筋は分かる。
アメリカ側がリークした情報で、
中国側が首脳会談の前に米企業と会いたいと希望したが、
アメリカは拒否した。
中国側の魂胆としては、アメリカ企業の力を借りて、
アメリカ政府に圧力をかけたい。
アメリカ政府も知っているから拒否した。
中国に譲歩する必要がないから。
また今回の会談には共同声明がないことが明らかになっている。
ここから共同記者会見がないことも分かる。
そして晩餐会もなし。
中国はどのような姿勢で臨んでいるか。
中国は首脳会談をやりたいが、やりたくないように表向き見せている。
中国が対談したい証拠とは、
11月9日から始まった新華社通信の5つの論評。
アメリカ批判の論調から一変して、米中関係を正しい軌道に戻さないといけないという論調。
これは中国からアメリカに対する友好的なサイン。
なぜこのようなサインを出すか。
それは中国経済が悪化しているから。
アメリカは共和党を中心にバイデン大統領宛に公開書簡を出した。
10項目の要求。
また共和党の上院議員を中心に「中国の経済に命綱を出してはいけない」「台湾問題は一寸とも譲歩してはいけない」という共同声明を出した。
今回の米中首脳会談から想定される三つの合意。
1.軍事対話の再開
2.フェンタニル問題
3.対話を継続する
また会談でアメリカが中国に台湾の選挙に介入するなという警告が予想される。
事前のやり取りから分かること。
1.米中はお互い根深い不信感がある。
2.米中関係は大きな流れを変えることはできない。
3.今回の会談が中国共産党の生前葬になるのでは。
以上
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