「最強の軍用ドローン生産基地になる台湾」
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
軍用ドローン、現代の戦争でとても役に立つことが証明された。
ドローンは偵察だけでなく、攻撃にも有効。
レーダーに探知されにくく、防空網を通り抜けて攻撃することができる。
ドローンの最大生産国は中国。
中国ドローンメーカーDJI一社だけでも民間用ドローン世界の8割のシェアを占めている。
軍用ドローンも中国で大量に生産されている。
また中国は世界で一番多くドローンの部品を生産している。
その中国のドローン部品の輸入に依存している国はかなり多い。
ある意味軍用ドローンまで中国に運命を握られている。
ドローンに関して中国は強みだけでもなく、弱みもある。
中国製ドローンの通信システムが弱いこと。
通信システムが弱ければ、思い通りに動かすことができなく、
結果役に立たない。
なぜ通信システムが弱いのか。
それは最先端の半導体を生産できないから。
最先端の半導体は台湾が握っている。
台湾が中国に最先端半導体を売らなければ、使えるドローンができない。
最先端半導体が使用できないから通信システムが弱く、アメリカのドローンと比べると質はだいぶ落ちる。
また中国軍用ドローンの実戦経験が少ないことも弱みの一つ。
台湾のドローンの製造能力はどうか。
台湾は最先端半導体を台湾だけで調達でき、全てを台湾で完結できる。
国産ドローンの7割は台湾で製造できる。
残りの3割は、軍事用映像解析とドローン搭載の武器は他国に頼っている状況。
その部分の技術はアメリカに握られている。
また軍事衛星と連携する部分は台湾は弱い。
軍用ドローンの重要箇所は4つ。
1.電子通信システム
電波に対する防御が必要。
特に軍用ドローンにとっては一番重要な部分。
2.軍用ドローンの映像解析度
3.航続距離が必要。
4.滞空期間が必要。
台湾のドローン開発は以前からされていた。
台湾の軍用ドローン、中山科学研究院主導で軍用ドローンを開発している。
23年1月、中山科学研究院と民間会社9社で共同プロジェクトを展開。
総額日本円にすると一千億円。
目標は3000基の軍用ドローン製造。
この台湾産軍用ドローンに求められているのは、航続距離。
台湾で製造を求められているのは対空期間は6時間超。
23年7月に台湾ドローン生産が始まる。
2022年の世界中の軍用ドローンのマーケット規模は165億ドル。
2025年の世界中の軍用ドローンのマーケット規模は343億ドル。
ほぼ倍になる。
年間成長率は27.6%。
台湾軍用ドローン製造の長所と短所。
短所:
1.国際武器マーケットへの参入が難しい。
2.生産コストが高い。
3.台湾の軍事衛星はアメリカに依存。
アメリカと連携しないといけない。
4.台湾製の攻撃用ドローン製造はアメリカに制限されている。
長所:
1.台湾の最先端半導体製造は世界一。
2.高い製造能力を持っている。
3.高い信頼性がある。
4.政府と民間はこの分野の参入意欲がある。
短所をどのように克服するか。
アメリカの協力が必要。
2023年5月1日に、
Steven Rudder中将が国防産業25社を率いて台湾を訪問。
訪問最大の目的は台湾国内での武器生産。
ウクライナ戦争でドローンの量が重要だと証明された。
戦争になったら1国で製造するのは間に合わない。
またアメリカのドローンの部品は中国に依存している。
台湾なら信頼でき製造できる。
アメリカと台湾の協力関係ができたら、
1.米台の協力で台湾で高性能の軍用ドローンが製造できる。
2.台湾が民主国家の軍用ドローン製造基地になる。
3.アメリカのAI技術と台湾の最先端半導体によって敵を攻撃するドローン製造が可能になる。
4.大量に安く生産できる。
5.台湾と世界がより安全になる。
台湾は世界で最大の軍用ドローン生産基地になれる。
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