「北京水害の怪」
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「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
中国の教科書には
「大禹治水」という言葉がある。
なぜ重要なのか。
それは大禹が中国の水害を収めたということ。
これは何を意味しているか。
それは中国の水害がいかに中国人を苦しめたかということが分かる。
治水した人物は偉大な人間となる。
また中国人は龍を崇めている。
それは龍は治水の神と言われているから。
大禹の治水思想とは
「水を堰き止めてはいけない。
分散して流出させる」
治水の重要性は習近平も理解している。
だから7月19日に習近平の本が出版された。
「習近平の治水に関する論述」
人民日報に「習近平が政権を握ってから
まったく水害がなかった」と大々的に宣伝した。
それがたったの10日後に北京周辺に水害が起きた。
中国の水害の特徴とは、
1.夏季集中(雨量が7月と8月に集中する)
2.土砂大量(ダムはふさわしくない)
中国の水害は夏季に雨が集中し、
その水を放出するためにダム放流をして
ダブル水害が起きる。
7月28日の台風五号の影響で
北京や河北省の至るところで冠水した。
特に北京近郊の涿州の水害が目立った。
なぜ涿州の被害が大きかったか。
北京の周辺には大型ダム4基、中型ダム20基がある。
大雨が降った際、ダムを保護するために放水しないといけない。
本来なら雄安に水が流れるはずだが、
涿州の堤防を意図的に崩壊させ、
その結果涿州が水浸しとなった。
一番深いところは12メートル(建物4階ぐらいの高さ)まで冠水。
天災というより人災と言える。
涿州は人口60万人。
今回の水害でおかしいところ。
1.今回の水害で習近平のお見舞いの言葉はなかった。
2.視察の予定や視察の形跡がない。
3.人民解放軍の救災活動がない。
4.民間の救助隊を全て拒否。
5.被災地の通信を全て切断。
なぜ人民解放軍が出てこないか。
それは習近平が人民解放軍を大粛清しているから。
習近平が命令を出すのに躊躇しているので、下の人間も動けない。
中国のネットのホットトピック
「今回の水害は天意か?凶兆か?」
1.台風の進路
福建から北京
2.紫禁城冠水
中南海に問題
今回の水害で習近平の権威が問われる。
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