8月1日から台湾・台北市内の台北賓館に設けられていた李登輝元総統の追悼献花会場が16日に閉じられた。蔡英文総統が初日と献花会場が館外に移されたときの2度の弔問や安倍首相の名代として弔問した日本の森喜朗元首相など、この17日間に訪れた人々は4万3,067人に及んだという。
最終日の16日午後、森元首相をご遺族として出迎えた李元総統次女の李安[女尼]さんと夫の頼國洲氏が訪れ、一般開放終了後、李俊[イ邑]総統府副秘書長がスタッフやボランティアらと共に李氏の遺影に花を手向けたと報じられている(中央通信社)。李登輝学校研修団参加者にはおなじみの勝美旅行社社長の李太太こと黄麗華さんもボランティアでお手伝いしていたという。
ちなみに、東京・白金台にある台北駐日経済文化代表処が8月3日午後から7日まで設けた弔問記帳所に4,100人余が弔問記帳に訪れた。 —————————————————————————————–李登輝氏の追悼会場、一般開放終える 累計4万人超が弔問【中央通信社:2020年8月17日】
(台北中央社)台北市中心部の迎賓館、台北賓館に設けられていた李登輝元総統の追悼会場が16日、一般開放を終えた。総統府によれば、一般開放が始まった1日から同日までの期間中、累計4万3067人が弔問した。
16日午後、李氏の娘、安?さんが夫と再び訪れた。午後5時、一般開放終了後、李俊?総統府副秘書長がスタッフやボランティアらと共に李氏の遺影に花を手向け、頭を下げた。
初日に同館を弔問に訪れた日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)は16日、同協会のフェイスブックに改めて中国語繁体字で追悼のメッセージを寄せ、「安らかにお眠りください。今後も私達を導いてください」とした。
李登輝氏は先月30日に97歳で死去。14日、遺族らのみで礼拝が執り行われ、市内の火葬場で火葬された。告別礼拝や埋葬の儀式が別途行われる見通しで、総統府は19日午後の会議で最終調整する方針。
(葉素萍/編集:楊千慧)
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