日本が台湾へ第4陣ワクチン6万4,000回分を提供 4回で約341万回分

 9月3日午前、茂木敏充外務大臣は定例記者会見で「9月の上旬にタイ、ベトナム、及び台湾に合計44万回分のアストラゼネカ社製ワクチンを供与することを決定をいたしました」と述べ、台湾へ4回目のワクチンを無償提供することを明らかにしました。

 9月の上旬というだけで日程は明らかにしませんでしたが、昨日(9月7日)、台湾へ6万4,000回分のワクチンがJAL便で届けられました。

 日本はこれまで6月4日に124万回分、7月8日に113万回分、7月15日に97万4,680回分を届け、9月7日に6万4000回分ですから、4回で約341万回分に及んでいます。

 謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表は第1回目から毎回、成田空港でワクチンを積んだJAL便を見送っていて、今回も見送りました。そしてフェイスブックで「日本第四批提供的AZ疫苗64000劑,飛機已經即將抵達桃園。深深感謝日本政府持續支援台灣,深情厚誼,台灣人民不會忘記」と報告しています。

・謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表フェイスブック:9月7日 https://m.facebook.com/frankcthsiehfans?_rdr

 今回の第4陣ワクチンは主に在留邦人が対象だそうで、台湾には19,977人(2021年7月現在、日本台湾交流協会発表)の在留邦人がいるというから、2回接種しても6万4,000回分は十分な量です。

 台湾は現在、ほぼ完璧にコロナを抑え込んでいますので、日本にとっても安心安全な状況となっています。今後、日本が国内の感染を抑え込めれば、台湾がパラオと「トラベルバブル」を8月から再開したように、日本と台湾でもできるようになります。早くその日が来ることを待ち望んでいます。

—————————————————————————————–日本からワクチン6万4000回分が台湾に到着 提供4回目【中央通信社:2021年9月7日】https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202109070003.aspx

 (台北、桃園空港中央社)日本政府から追加提供された新型コロナウイルスワクチンが7日午後、台湾に到着した。英アストラゼネカ製約6万4000回分で、日本からは4回目のワクチン提供となった。

 日本政府は6月初めから7月中旬にかけて、3度にわたり同社製ワクチンを提供しており、今回のを合わせると提供分は340万回分余りに達する。

 今回の提供分について、中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は7日、台湾人の他、在留日本人への接種にも充てる方針を改めて示した。

 外交部(外務省)の欧江安(おうこうあん)報道官は同日、日本が厳しい感染状況にあるにもかかわらず、何度も台湾を支援してくれたとして謝意を表明。日本とは自由や民主主義などの価値観を共有するパートナーで重要な友人同士だとした上で、共同で努力することで感染症を乗り越えられると信じていると述べた。

(鍾佑貞、呉睿騏、陳??、江慧?/編集:楊千慧)

──────────────────────────────────────※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者: