日台共栄首長連盟が台北駐日経済文化代表処に「御見舞」の義援金を贈呈

昨日(4月10日)午前、全国140の基礎自治体(都道府県を除く)の首長でつくる「日台共栄首長(くびちょう)連盟」は、台北駐日経済文化代表処に謝長廷代表を訪問し、4月3日に起こった台湾東部地震の被災地復興に役立てて欲しいと「地震御見舞」として100万円を贈呈しました。

謝長廷代表は同連盟の総会に毎回招かれ、記念講演もしていることから堅苦しい雰囲気はなく、打ち解けた中での贈呈式となりました。

ちなみに、出席した首長は、宮元陸・会長(加賀市長)、野田義和・副会長(東大阪市長)、吉田信解・幹事長(本庄市長)、高橋勝浩・幹事(稲城市長)、白岩孝夫・幹事(南陽市長)の5名。

謝代表は「台湾と日本が困難な時に互いに助け合う精神は世界の手本だ」と感謝を示し、宮元会長は「日本と台湾は運命共同体なので、日台は共に努力し、困難を乗り越えたい」とエールを送りました。

同連盟では、メンバーの糸数健一・与那国町長や中山義隆・石垣市長、山口伸樹・笠間市長などは早々に義援金を受け付ける募金箱を設置するなどして、友邦台湾へ寄り添うよう呼び掛けています。

台北駐日経済文化代表処には義援金を手渡したいと希望するところも多く、今週だけで30団体にものぼるそうです。

9日には「台湾友の会」会長で「八王子台湾友好交流協会」理事長の黒須隆一氏、10日は日台共栄首長連盟の他にも自民党青年局の鈴木貴子局長一行、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長が緊急無償資金協力(100万ドル規模)の目録を手渡したそうです。

下記に「台湾週報」と中央通信社の記事をご紹介します。

◆2024年4月10日 「日台共栄首長連盟」の宮元陸会長一行が台湾花蓮震災義援金を謝長廷・駐日代表に手交 【台湾週報:2024年4月11日】 https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/album/6/photo/96327.htm


日本の市町村長らでつくる団体、台湾に100万円寄付 復興支援で【中央通信社:2024年4月10日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202404100009

(東京中央社)日本全国の基礎自治体首長でつくる日台共栄首長連盟のメンバーは10日、東京の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)を訪問し、東部海域で起きた地震の復興支援のため、100万円を寄付した。

同処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は、台湾と日本が困難な時に互いに助け合う精神は世界の手本だと感謝を示した。

謝氏は、地震後日本の各界から台湾を気遣うメッセージが寄せられたとした他、岸田文雄首相がX(旧ツイッター)でお見舞いのメッセージを投稿したことについては、台湾人にとって大きな激励になったと語った。

同連盟には約140人のメンバーが参加する。

会長で石川県加賀市の宮元陸市長は中央社の取材に、日本と台湾は運命共同体だとの認識を示した上で、日台は共に努力し、困難を乗り越えたいと語った。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)


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