57分(日本時間:午前4時57分)、高雄市美濃区を震源としたマグニチュード6.4の地震が発生し
た。
被害状況は徐々に明らかになってきているが、中央通信社の最新報道によれば、台南市消防局と
中央災害対応センターの統計では、7日午前7時までに18人の死亡、505人の負傷が確認されたとい
う。NHKも最新のニュースで18人の死亡が確認されていると伝えている。被害は台南市内にほぼ
集中しているようで、頼清徳・台南市長は倒壊したマンションに132人が取り残されているおそれ
があると発表したという。NHKのニュースを下記に紹介したい。
安倍晋三首相は6日午前、交流協会台北事務所を通じて馬英九総統にお見舞いのメッセージを送
り、「亡くなられた方々へのご冥福を心からお祈りするとともに、被害に遭われた方に対し、心か
らお見舞い申し上げます。この困難な時に日本は台湾に必要な支援を何でも供与する用意がありま
す」と伝えた。台湾外交部によれば、米国や中国からも同様の申し入れが届いているという。
本会も昨日、震源地に近い台南、高雄、屏東に住む関係者に電話を入れて安否を確認したとこ
ろ、それぞれ無事で建物などにも被害を受けていないことが確認できた。台南に住む方(日本人)
は本棚の一部が崩れたくらいだったと言い、高雄市内に住む方(台湾人)は地震が襲ったときは長
く揺らいだのでとても怖かったと話している。
まだ行方不明者が少なくないことから被害が拡大することが予想される。本会としてもどのよう
な形の支援が可能なのかを早急に検討したい。
最後になりましたが、今回の台湾南部地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、負
傷した方々に心からお見舞い申し上げます。また、行方不明者の方々の一刻も早い安否確認ができ
ることを祈っています。
台湾 倒壊マンションに132人 取り残されか
【NHKニュース:2月7日 8時56分】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160207/k10010400631000.html
6日、台湾南部で起きた地震で建物が倒壊するなどの被害が出ている台南市の市長は、倒壊した
マンションに132人が取り残されているおそれがあるという見方を示しました。
6日未明、台湾南部で起きた地震ではこれまでに合わせて18人の死亡が確認され、このうち16人
は台南市の郊外にある16階建てのマンションが倒壊した現場で亡くなっています。
台南市の市長は7日朝、救助活動などについてNHKなど記者団の質問に答え、このマンション
の住民やその関係者のうち、132人と今も連絡が取れなくなっていて、マンションの中に取り残さ
れているおそれがあると述べました。