台湾では東部・台東県を震源とした地震が相次いでおり、9月17日夜にマグニチュード6.4の地震が起き、9月18日午後2時44分ごろには、本震とみられるマグニチュード6.8の大きな地震が起こり、ビルが倒壊したり橋が崩落するなどの災害が発生しました。
レスキュー隊が駆けつけるのが早く、倒壊したビルや崩れた橋から被災者が素早く救出され、死者は1名、負傷者は164名だと伝えられています。
ビルが倒壊し橋が崩落、学校の天井が落ちるなど被害は大きいにもかかわらず、被災者は思ったよりも少ないようです。落石で足止めされた行楽客にも被害はなく、一夜明けた19日に下山を始めたと報じられています。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、復旧が進み、被災者の方々が一日も早く元の生活に戻れますよう祈念申し上げます。
—————————————————————————————–台湾地震で1人死亡、164人負傷 落石で観光客足止め【時事通信:2022年9月18日】https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091900368&g=int
【台北時事】台湾東部で18日発生したマグニチュード(M)6.8の地震で、台湾政府の発表によると、1人が死亡、164人が負傷した。東部では19日もM5.9の地震があるなど余震が続いており、被災地入りした蘇貞昌行政院長(首相)は「引き続きあらゆる地震災害に注意しなければならない」と警戒を呼び掛けた。
日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)によると、日本人の被害は確認されていない。
台湾メディアによると、死亡したのは花蓮県のセメント工場で作業していた男性。地震の際に設備の下敷きになって重傷を負い、搬送先の病院で死亡が確認された。
花蓮県の山道では土砂崩れや落石が多数発生し、負傷した人々が病院に運ばれた。同県の行楽地・六十石山で落石により道路が寸断され、観光客400人以上が下山できなくなった。台湾メディアによると、観光客は花蓮県政府と地元業者から宿泊施設や食事の提供を受け、道路が復旧するのを待った。
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