台湾・陳前総統 逮捕へ 機密費流用容疑 与野党対立激化も

【11月12日 西日本新聞】

 【台北11日小山田昌生】台湾最高検は11日、総統府機密費の不正流用や資金洗浄
(マネーロンダリング)の疑いで、陳水扁前総統(57)の身柄を拘束、逮捕手続きを開
始した。陳氏は今年5月まで2期8年、民主進歩党(民進党)政権の総統を務めており、
逮捕されれば台湾総統経験者で初めてとなる。

 陳氏は今年8月、資金洗浄疑惑が明るみに出て民進党を離党したが、党勢立て直しを
図る同党にとっては大きな打撃となる。同党や陳氏支持者は「国民党・馬英九政権によ
る弾圧」と反発を強めており、与野党対立も激化しそうだ。

 陳氏は同日朝、最高検の要請で出頭し、事情聴取に応じた。最高検周辺では陳氏支持
者らによる抗議行動を警戒し、治安当局が道路封鎖などの警備態勢をとった。陳氏は同
日夕、地裁に連行される際、手錠をかけられた両手を高く掲げて「政治的迫害だ」「台
湾頑張れ」と叫んだ。地裁が許可すれば、陳氏は拘置される。

 台湾メディアによると、陳氏は、選挙資金の余剰分をスイスやシンガポールにある親
族名義の預金口座に送金した資金洗浄の疑いや、総統府機密費を私的流用した疑いが持
たれている。機密費流用疑惑では、2006年に陳氏の呉淑珍夫人が起訴され公判中だが、
陳氏は総統の特権で訴追を免れていた。

 最高検は5月の馬政権発足を機に、陳前政権に対する捜査を本格化。邱義仁・前行政
院副院長(副首相)ら陳氏の元側近を相次いで逮捕した。一方、民進党支持者らの間で
は、中国寄り政策を進める馬政権に対する不満が高まっており、陳前総統の拘束により、
政治対立は一段と過熱しそうだ。


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