外務大臣が、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称える「外務大臣表彰」に台湾関係が対象となったのは2016年度(平成28年度)からだ。
このときは2団体(台湾日本語文学会、台湾日本語文学会)1個人(松本●彦・日台スポーツ・文化推進協会理事長)が受賞した。
2016年度から2023年度までの台湾関係受賞者は、17団体、9個人となっている。
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昨年8月16日、外務省は令和5年度(2023年度)の外務大臣表彰として187個人、63団体を発表し、台湾関係は下記の3団体、1個人だった。
・財団法人 語言訓練測験センター(台北市) 功績概要:台湾における日本語教育の促進
・財団法人 台南市台日文化友好交流基金会(台南市) 功績概要:日本と台湾の相互理解の促進
・東亜経済協会(台北市) 功績概要:日本と台湾との経済関係の促進
・張炳煌 中華書学会会長、淡江大学教授兼文錙芸術中心主任(台北市) 功績概要:日本と台湾の文化交流の促進
3月5日、日本台湾交流協会高雄事務所は財団法人台南市台日文化友好交流基金会に対し表彰式を行い、李退之董事長や活動初期から中核を担ってきた李董事長夫人の郭貞慧さんなど関係者が出席した。
改めてお祝い申し上げ、下記にその記事をご紹介したい。
「令和5年度外務大臣表彰」表彰式を実施しました【日本台湾交流協会:2024年3月11日】https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=3762&dispmid=5287
3月5日、日本台湾交流協会高雄事務所(所長 奥正史)は、台湾南部の団体として令和5年度外務大臣表彰を受賞された財団法人台南市台日文化友好交流基金会に対し表彰式を行いました。
外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をし、特に顕著な功績のあった日本及び海外の個人・団体について、その功績を称えるもので、30年以上実施されています。
財団法人台南市台日文化友好交流基金会は、2009年5月に台南県台日友好交流協会として設立し、台南市行政機関、民間団体の日本との交流促進を支援することを活動目的に掲げ、これまでに数多くの日台交流事業や日本文化紹介事業を主催してきました。
また、日本企業の投資環境整備のための交流会や日台農業交流に係るイベントなども主催・共催している他、日本、台南市双方の行政関係者、議員、民間団体等の往来に係るコーディネート業務等にも精力的に取り組み、日台の関係強化や相互理解に多大な貢献をしてきたことが今回外務大臣表彰を受賞した要因です。
日本台湾交流協会高雄事務所・奥正史所長から表彰状を授与された財団法人台南市台日文化友好交流基金会・李退之董事長は、「2009年5月の設立以来、今まで4代の董事長が歴代にわたり台南市と日本の複数の県、市との間で、文化芸術、観光、教育、農業、経済等様々な分野での友好交流を深めてきただけでなく、烏山頭ダムを建設した八田與一技師の功績を紹介する「1930年烏山頭」の日本語版刊行にも尽力する等、台南市とも連携して日台交流促進のための活動を行ってきた賜物であり、受賞したことを感謝するとともに、今後も官民問わず日本と台湾の交流促進に努めていきたい」と受賞の感想とともに、日本と台湾の更なる友好関係促進に向けての思いが語られました。
今年は台南市建都400年にあたり、台南市では日台交流サミットをはじめ、さまざまな祝賀行事が開催されるなど、日本との交流活動が盛んに行われています。
建都400年を機に、貴財団の御尽力により、日本と台南市、さらには台湾南部との交流がますます盛んになり、日台の友好が一層深まることをお祈りいたします。
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※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。