は、姉妹都市を結んでいる日本の5つの自治体((提携順に八王子市、長野県、群馬県、熊本県・
熊本市、加賀市)すべてが義捐金の募集を行っている。
2011年の東日本大震災で被災した宮城県仙台市でも、高校生たちが「台湾の力になりたい」と募
金活動を始めた。8月18日には街頭募金も行ったという。東北のブロック紙「河北新報」が伝えて
いるので紹介したい。
ちなみに、仙台市は梅原克彦(うめはら・かつひこ)市長のときの2006年1月20日、高雄市の隣
の台南市と交流促進都市協定を結んでいて、台湾との縁は深い。
台湾へ恩返し、私たちの番 爆発事故・義援金急募
【河北新報:2014年8月22日】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140822_15031.html
写真:義援金を募る学生ら=18日、仙台市青葉区一番町3丁目
東日本大震災の復興支援活動を通じて台湾の市民と交流した仙台市の青少年が、台湾・高雄市で
1日に起きた大規模なガス爆発事故の寄付金を募っている。今月中に数人が台湾を訪れ、現地の担
当者に手渡す。メンバーは「今度は私たちが恩返しする番。少しでも多くの額を集めたい」と話
す。
寄付を呼び掛けているのは、2012年に始まった台湾訪問事業に参加した17〜24歳の男女約70人。
事業は、台湾財閥「奇美グループ」が提供した震災支援金を基に、ことしまで実施されている。
参加者で泉区の仙台白百合学園高3年斎藤菜々子さん(18)が発案した。死傷者が300人を超える
爆発事故の実情を知り、「台湾の力になりたい」と、事業を運営する仙台国際交流協会(青葉区)
に協力を要請した。
斎藤さんらは、同協会事務所がある仙台国際センターに募金箱を設置。協会と連携して訪問団メ
ンバーに声を掛け、メンバーの有志がインターネットの交流サイトなどで賛同を求めている。
18日にはメンバーら約30人が青葉区の東二番丁通で街頭募金を展開した。「震災時に助けてくれ
た台湾に愛の手を」「互いに支えましょう」と声を張り上げた。
28日〜9月4日の第7期訪問事業で台湾を訪れ、義援金を渡す東北大1年横字史年さん(20)は
「少額かもしれないが、自分たちの気持ちを込めた。東北と台湾の絆を強められるよう今後も助け
合うことを現地で誓いたい」と語る。
寄付金は25日まで受け付ける。連絡先は仙台国際交流協会022(265)2211。