8月19日、北海道茅部(かやべ)郡森町(もりまち)と台湾の彰化市の間で「友好交流協定」が結ばれた。
調印式は彰化市の市公所で行われ、森町の岡嶋康輔(おかじま・こうすけ)町長と彰化市の林世賢市長が協定書に署名しました。
この「友好交流協定」締結は、北海道雨竜郡沼田町と花蓮県瑞穂郷による6月20日の「友好交流協定」締結に続くもので、今年で9件目です。
1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」締結からは140件目(本会調査)となります。
ただし、本誌で何度かお伝えしたように、最近の再調査により、嬉しいことに栃木県真岡市と雲林県斗六市、茨城県笠間市と台北市など10件ほどが新たに都市間提携を結んでいたことが判明しています。
近いうちに再調査の結果を報告いたします。
ちなみに、今年に入って結ばれた9件は下記の通りです。
1)1月22日 鹿児島県と屏東県が「青少年や芸術・文化、観光、経済などの分野で交流を促進 するMOU」を締結2)1月31日 鹿児島県伊佐市と台湾の花蓮市が「友好交流協定」を締結3)2月27日 熊本市と高雄市が「スタートアップ関連での交流促進覚書」を締結4)2月27日 熊本県阿蘇郡小国町と台北市士林区が「友好交流協力に関する覚書」を締結5)4月15日 熊本県上天草市と新北市瑞芳区が「友好交流協定」締結6)4月29日 長崎県平戸市と台南市が「友好交流協定」を締結7)5月06日 茨城県那珂市と台南市が「友好交流協定」を締結8)6月20日 北海道雨竜郡沼田町と花蓮県瑞穂郷が「友好交流協定」を締結9)8月19日 北海道茅部郡森町と彰化市が「友好交流協定」を締結
中部・彰化市、北海道森町と友好交流協定結ぶ 農業などで交流強化へ【中央通信社:2024年8月21日】https://japan.focustaiwan.tw/society/202408210004
(彰化中央社)中部・彰化市の市公所(役所)で19日、同市と北海道森町の友好交流協定の調印式が行われ、林世賢彰化市長と森町の岡嶋康輔町長が協定書に署名した。
両自治体は今後、農業や文化、教育、観光などの分野で交流を強化していく。
彰化市が同日、報道資料で発表した。
林市長はあいさつで、彰化市と森町は共に豊かな自然を擁し、観光の発展に力を入れていると紹介。
共通点が多いことに言及し、経験の共有と交流を通じて互恵とウィンウィン(相互利益)の関係を築ければと期待を寄せた。
岡嶋町長は協定締結について、彰化市内のアパートで、北海道産の木材が台湾の気候や環境に適しているかのテストが行われたのがきっかけになったと紹介。
協定を通じ、商業や観光、教育、農業などの分野での交流が深まるよう願った。
岡嶋町長ら訪問団に市の文化と観光の魅力を感じてもらおうと、市は八卦山風景区や扇形車庫など市内の観光名所に一行を案内し、台湾風豚角煮丼などの名物グルメでもてなした。
(呉哲豪/編集:荘麗玲)。
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