わ・まさあき)知事は同市の胡志強市長と「友好交流協定」に調印した。中央通信社がそ
れを伝えているので下記に紹介したい。また、台中市のホームページでも調印式の模様を8
枚の写真を掲載して報じているので、これも下記に紹介したい。
群馬県と台中市の交流はそう古いことではない。今年2月、大澤知事がトップセールスの
ため台中市や彰化県を訪問したことに始まる。このとき、台中市で徐中雄・副市長に会
い、台湾からたくさんの観光客を招きたいとする群馬県の取り組みについて協力を呼びか
けた。
これに台中市が応え、返礼として4月に徐副市長一行が本県を訪問、また8月には、利根
沼田地域で行われた「望郷ライン・センチュリーライド」に、徐副市長を団長とする台湾
からの選手団が参加した。9月には台湾からの訪日教育旅行を誘致するため、埼玉県と協力
して台湾の教育旅行関係者8名を招聘している。
このような短期間の交流を積み重ね今回の調印に至っている。記事で伝えるように、特
に台中市側がきめ細かい教育システムを直接学び取りたいとして群馬県とのさらなる交流
を希望していたことが大きな要因だったという。
ちなみに、群馬県内では上野村が平成元(1989)年10月28日に苗栗県卓蘭鎮と姉妹都市
提携している。
なお、本誌では日台の「姉妹都市提携」についてできるだけお伝えしてきているが、今
年は10月の北海道・津別町と彰化県二水郷(にすいごう)と友好都市の提携に始まり、こ
れで4件目となり、年間に4つの自治体が姉妹提携するのは初めてのことだ。これで日台の
自治体提携としては21番目(本会調査)となる。
・10月8日 北海道・津別町と彰化県二水郷(友好都市協定)
・11月1日 長野県と高雄市(教育観光協定)
・11月29日 岐阜県美濃市と高雄市美濃区(友好交流協定)
・12月18日 群馬県と台中市(友好交流協定)
美濃市と美濃区までの提携についての詳しい内容は、本会ホームページの「姉妹都市交
流」を参照いただきたい。
◆日本群馬縣友好交流協定書簽署儀式[台中市HP:2012年12月18日]
http://www.taichung.gov.tw/ct.asp?xItem=183527&ctNode=6350&mp=100010
◆日本李登輝友の会HP「姉妹都市交流」
http://www.ritouki.jp/sister-city.html
台中市と群馬県、友好交流協定に調印
【中央通信社:2012年12月18日】
http://japan.cna.com.tw/Detail.aspx?Type=Classify&NewsID=201212180003
(台中 18日 中央社)台中市の胡志強市長(右)と、群馬県の大澤正明知事(左)は1
日午前、台中市庁舎で友好交流協定に署名、両自治体は今後、教育・観光・農業分野など
での協力を強化する。
台中市では今年5月、自転車イベントなどの視察のため副市長が群馬県を訪問、その際
に、義務教育から生涯学習までの日本のきめ細かい教育システムを目の当たりにしたこと
で、こうした行政のあり方を直接学び取りたいと群馬とのさらなる交流を希望、大澤知事
もこれに賛同し、協定調印の運びとなった。
来年には、台中市の学校長らが群馬県を視察する予定で、胡市長は、教育交流を足がか
りに、観光や文化、産業などあらゆる面での協力を進め、最終的に定期直行便の実現を目
指したいと意気込んでいる。
大澤知事は、群馬は東京まで車で1時間ほどと近く、温泉などもあり、環境は非常によい
とアピールし、台中の子どもたちには今後ぜひ、教育交流で群馬を訪れて欲しいと呼びか
けた。