都市」を提携し調印しました。心からお祝い申し上げます。
日本と台湾の姉妹都市提携を推進している本会の調査では、日本と台湾ではこれまで17
自治体が友好交流都市や交流促進都市として姉妹提携していて、平成22(2010)年7月に鳥
取県・北栄町(ほくえいちょう)と台中県・大肚郷(だいとごう)が友好交流協定を結ん
で以後、同様の提携はなされていませんでした。津別町と二水郷の友好都市提携はそれ以
来となり、18番目の日台自治体提携となります。
また、2008年9月に旭川市と彰化県が国際交流協定を締結していますが、北海道の自治体
と台湾の自治体との友好都市提携は初めてとなります。
津別町と二水郷の交流については、本誌でもこれまで何度か紹介してまいりました。札
幌から車で約5時間半、女満別空港から30分のところにある人口6,000人の津別町が台湾・
彰化県にある人口約17,000人の農業のまち「二水郷」と交流を深めるようになったきっか
けは、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の郭仲熙氏が二水郷出身で、「部下が
1997年に当時の佐藤町長宅にホームステイした縁」からでした。
それから10年後の平成19(2007)年5月、二水郷の許文耀・郷長(町長)らが津別町を訪
れ、その返礼を兼ねて今後の交流促進へ道筋をつけるため、その年の11月に当時の佐藤多
一町長らによる初の訪問団を派遣したことにより交流が始まっています。
以来、二水郷で行われている天燈祭に参加するなどの交流が続き、今回の友好都市協定
の締結に漕ぎつけたというおおまかな経緯です。
この協定締結について「台湾新聞」がその模様を伝えていますので、下記に紹介しま
す。また、北見・網走・ オホーツクの日刊フリーペーパー「経済の伝書鳩」が9月28日付
でこの友好都市提携について伝え、これまでの経緯や今後の取り組みに触れていますの
で、これも併せて紹介します。
◆津別町と台湾・二水郷 友好都市提携へ【日刊「経済の伝書鳩」:2012年9月28】
http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=64736
◆姉妹都市交流
http://www.ritouki.jp/sister-city.html
津別町長らが訪台し調印
【台湾新聞ブログ:2012年10月12日】
北海道・津別町が10月8日、台湾中部の彰化県二水郷(にすいごう)と友好都市の提携を
結んだ。7日に佐藤多一町長ら17人の訪問団が訪台。許文耀・二水郷長と二水郷役所で調印
した。
調印式では「教育、文化、スポーツ、産業、観光、青少年のふれあいなど多元的な交流
事業と協力体制を展開し、互恵かつ恒久的な親善関係を築く」などと記された協定書を交
わした。
締結後の取り組みとして津別町はまず、中学生の交流事業の実現を目指すとしている。
佐藤町長は「経済的な格差があるので交互に訪問するのは難しいかも知れない。できる範
囲で最大限の交流を実現したい。訪問団のメンバーに寿大学の学長がおり、向こうにも同
様の組織があるので意見を交換したい」と話している。
津別町からの訪問団一行は10日に台北で「慶祝大會」に出席し、11日に帰町した。