【台湾総統選】 柯文哲候補がTVBSの世論調査で支持率トップ

 台湾のケーブルテレビ局TVBSは6月18日、総統選候補者の世論調査結果を発表した。

 33%でトップとなったのは民衆党候補者の柯文哲氏、2位が30%の民進党候補者の頼清徳氏、中国国民党候補者の侯友宜氏は23%で3位だった。

 TVBSは年代別支持率も発表していて、20歳〜29歳では柯氏が58%と断トツで、頼氏は17%、侯氏は12%。30歳〜39歳ではやはり柯氏が2位以下を大きく引き離して55%、頼氏は28%、侯氏は12%。40歳〜49歳になるとかなり接近し、柯氏が36%、頼氏が29%、侯氏が23%だった。50歳以降の発表はないものの、結果からみると頼氏が柯氏を上回っていたようだ。

 総統選挙はまだ副総統候補も決まっていない序盤戦だが、予想されたとおり、若い世代の支持を集める柯文哲氏がキャスティングボートを握っていることは間違いない。中国国民党も支持基盤が厚い。それだけに、今回の総統選はこれまでの藍と緑というような単純な構図では割り切れず、混戦を極めることが予想される。

 ここに、中国がどのような認知戦を仕掛けてくるのか、候補者の発言を注意深く見守りたい。

◆TVBS:突破藍緑!TVBS總統民調 柯文哲首度居冠[6月18日] https://news.tvbs.com.tw/politics/2155186

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。


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