日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」より転載
今朝の産経新聞には驚かされ、また嬉しくもありました。
新聞を繰って読み進めていますと、5面はまず「ロシア入国禁止対象者リスト」が目に止まりましたのでじっくり目
を通し、読み終わると、この記事のすぐ左に「台湾『安倍晋三友の会』設立準備」の大見出しがあることに気づき読
みはじめました。
元外交部長で国家安全会議秘書長や総統府秘書長などの要職を歴任した陳唐山氏が初代会長に就任して「安倍晋三
友の会」が設立されるという記事でした。驚かされたのは、この記事中に「関係者は日本の日台交流団体、李登輝友
の会(東京都文京区)のような組織にしたいという」とあったからです。
日本李登輝友の会の名前が台湾で知られていたことに驚かされ、本会のような組織にしたいということにさらに驚
かされました。また、嬉しくもありました。下記に、産経新聞の記事をご紹介します。
日本李登輝友の会は2002年の設立ですから、今年でちょうど20年を迎えました。「安倍晋三友の会」は安倍元総理
の了承を得て設立準備を進めているとのことですが、本会も李登輝元総統の了承をいただいてから設立準備に入って
います。
作家の阿川弘之・初代会長の下、設立から半年後に、在日台湾人の外国人登録証明書(外登証)の国籍表記を中国
から台湾に改めることを求め、在日台湾同郷会などと一緒に街頭署名や国会議員への働きかけるなどの活動を全国展
開しはじめました。6年後の2009年に「出入国管理及び難民認定法」改正案が可決されたことで、2012年に外登証が
廃止されて新たに発行された在留カードでは、台湾出身者は「中国」から「台湾」となり、最初に手掛けた活動は大
成功を収めています。
設立2年目の2004年からは、李登輝元総統をはじめ一流の講師陣から台湾の政治・経済・文化・歴史・日台交流など
を台湾で学ぶ「日本李登輝学校台湾研修団」(略称:李登輝学校研修団)を開始し、コロナで中断する2019年まで32
回を実施しています。
また、力を入れてきたのは李登輝元総統のご来日実現活動です。2001年に総統を退任されて初めて来日は実現され
ましたが、当時はまだまだ来日実現を阻む雰囲気が外務省などに強かったことから、設立趣旨に李元総統来日実現を
掲げて活動を展開しました。2007年の「奥の細道探訪の旅」からは直接間接に関与して全行程に同行し、2014年、20
15年、2016年、最後のご来日となった2018年まで本会が招聘元となったり、招聘を支援するなどしてご来日を実現し
てきています。
さらに、政策提言を毎年発表したり台湾セミナーも毎月開催しています。詳しくは本会ホームページをご覧くださ
い。
しかし、まだまだ力不足は否めません。台湾の李登輝基金会とは李登輝学校研修団を通じて交流し、李登輝民主協
会と台日文化経済協会とは姉妹団体提携を結んでいますが、ここに新たに「安倍晋三友の会」が設立されるとのこと
で、できれば交流をはかりながら日台関係を深めていきたいと思っています。
日本李登輝友の会の活動に参加して日台関係を深化させたいと思っている方は、ぜひご入会の上お力を貸していた
だければ幸いです。
◆日本李登輝友の会「入会のご案内」
入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46
◆日本李登輝友の会ホームページ
http://www.ritouki.jp/
◆日本李登輝友の会フェイスブック
https://m.facebook.com/pages/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D%E5%8F%8B%E3%81%AE%E4%BC%9A/190002921142106?_rdr
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台湾「安倍晋三友の会」設立準備 「ファン多い」日台親善推進
【産経新聞:2022年5月5日】
https://www.sankei.com/article/20220505-IOLJTAWLFBIAVLGMSGZ3X3BLZI/
【台北=矢板明夫】台湾で知日派の元政治家、企業経営者、学者らが中心となり、日台交流を推進する新しい民間
交流団体「安倍晋三友の会」の設立準備が進められている。安倍晋三元首相との交流などを通じ日台親善を図ること
が目的。関係者は日本の日台交流団体、李登輝友の会(東京都文京区)のような組織にしたいという。
初代会長には元外交部長(外相に相当)で「国家安全会議」秘書長、総統府秘書長(官房長官)などを歴任した陳
唐山氏が就任する予定。陳氏は大手シンクタンク、遠景基金会の会長。産経新聞の取材に陳氏は「安倍先生が首相在
任中から台湾との関係促進のためにさまざまな形で尽力されたことは知られており、台湾には安倍ファンは非常に多
い」と指摘。安倍氏が最近の講演で「台湾有事は日本有事」と述べたことに多くの台湾人が感動し「安倍晋三友の会」
を作ろうという動きにつながったと説明した。台湾側はすでに「友の会」を発足させる意向を安倍氏に伝えており、
了承を得たという。
活動として定期的に日台交流の講演会、安倍氏が提唱するインド太平洋戦略構想についての勉強会、安倍氏が台湾
を訪問する際の歓迎行事などを考えている。新型コロナウイルス禍が落ち着けば有志を募り、定期的に日本を訪問し
安倍氏をはじめ、日本の政治家らとの交流も計画している。
「友の会」には50人以上の学者、医師、企業家らが発起人、顧問として参加する。ノーベル化学賞を受賞した李遠
哲・元中央研究院長、城仲模・元司法院副院長、張学舜・「台北101」運営会社会長、李世暉・台湾日本研究院理事長、
羅福全・元駐日代表(大使)らが含まれている。
会の運営は企業献金や政府からの補助金を受け取らず、発起人や会員の会費で賄う。政治的には中立の立場をとり、
特定の政党や候補者を推薦、支援しない方針。陳氏は「台湾と日本は正式な外交関係がなく、外交や安全保障分野で
直接交渉できないこともある。この会で補えればと考えている」と話している。
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