渡辺利夫会長の「安倍晋三友の会」設立大会への祝賀メッセージ

 皆様、こんにちは。「日本李登輝友の会」会長の渡辺利夫です。本日は予てより設立を期して活動されてきた台湾の「安倍晋三友の会」様が晴れて設立されるということで、心からお祝い申し上げます。

 去る7月8日、安倍晋三・元総理が凶弾に斃れるという信じ難い事件によりお亡くなりになりました。

 7月15日、貴会と台日産経友好促進会が企画されたお悔やみの広告が産経新聞に掲載されました。「私たちは、安倍元首相が世界の自由と民主主義のために果たされた偉大な功績を決して忘れません」という言葉に、日本人の多くは共感し、そして「遺志を私たちが引き継ぎ、台日親善を推進します」という言葉に驚きつつ、日本人に優るとも劣らないその心意気に深く胸を打たれたに違いありません。

 9月27日に執り行われた日本武道館における国葬には国内外から4,200人ほどが参列し、台湾からも王金平・元立法院長、蘇嘉全・台湾日本関係協会会長、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表の3氏及び李登輝基金会の李安[女尼]・董事長が参列されました。

 その前の晩、かつて李登輝元総統が日本の衆議院議員会館で講演された折の2015年に、曾文恵夫人とともに宿泊された東京都内のホテルにおいて、李安[女尼]さんご一行をご招待したささやかな夕食会を開きました。

 実はこのホテルは、李登輝先生に同行してきたご息女の李安娜さんや李安[女尼]さんたちが泊まられたホテルであり、李登輝先生と安倍元首相がお会いになった最後の場所でもあり、久しぶりにお会いした李安[女尼]さんたちとの懇談はとても楽しい幸福な夕食会でした。

 李登輝先生は、日本と台湾は運命共同体だと唱導されました。安倍元総理もまた、日台関係の強化について、わかりやすい言葉で「日本と台湾は基本的な価値観を共有する重要なパートナーであり、大切な友人」と何度も発言されました。

 私どもは日台運命共同体という理念の下、安倍元総理の言葉を実践するために、「安倍晋三友の会」様との協力関係を推進し、親善交流と親睦関係を促進して参りたいと心から願っております。

 最後になりますが、本日の設立大会がご盛会となりますことをお祈りし、私のお祝いの言葉といたします。本日は誠におめでとうございます。

 2022年10月11日

                                      日本李登輝友の会                                          会長 渡辺 利夫

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