台湾関係からは、若林正丈氏(早稲田大学政治経済学術院教授、日本台湾交流協会理事)、関キミ(通称:関宗貴)氏(茶道裏千家淡交会北投協会顧問、名誉師範)、林曼麗氏(国家文化芸術基金会理事長)の3氏、台湾太鼓協会の1団体が受賞となりました。
外務省は7月24日、飯倉公館において平成30年度外務大臣表彰式及びレセプションを行い、表彰式出席者には、表彰状が授与されるほか、個人には副賞(正絹風呂敷)が贈られ、海外在住受賞者に対しては後日、在外公館を通じて表彰状及び副賞が贈られるとのことです。
心から祝意を表し、下記に日本台湾交流協会のホームページからご紹介します。また外務省は205個人、49団体を発表し、また14人の優秀な公邸料理人に「優秀公邸料理長」という称号を認定して外務大臣表彰を行うそうで、その詳細を併せてご紹介します。
なお、昨年は6月29日に発表され、台湾関係として「台湾歌壇」「日本奨学金留学生聯誼会」「台湾協会」の3団体が受賞しました。
翌30日、台湾歌壇代表の蔡焜燦先生にお祝いの電話をかけると、先生も大変名誉なことと喜ばれていましたが、その後、しばらくお電話をいただくことはなく、そろそろこちらから電話をかけてみようかなと思っていた矢先の7月17日の訃報でした。
8月24日に日本台湾交流協会台北事務所の代表公邸において催された「平成29年度外務大臣表彰」の表彰式に蔡焜燦先生のお姿はなく、副代表の曾昭烈氏が歌壇を代表して沼田幹夫代表から表彰状を受け取られました。日本台湾交流協会台北事務所が公開しているそのときの写真は、同席した事務局長の三宅教子さんをはじめ歌壇メンバーも心なし打ち沈んだように見えます。
ちなみに、台湾関係で外務大臣表彰が行われたのは平成28年度(2016年度)の台湾日語教育学会、台湾日本語文学会、松本彧彦(まつもと・あやひこ)氏をもって嚆矢とし、台湾歌壇などがそれに続き、今年で3度目となります。いずれの個人も団体も、日台関係を豊かにしてきた先駆者と言って過言ではありません。さらなるご活躍を期待しております。
・外務大臣表彰(個人) https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000381848.pdf
・外務大臣表彰(団体) https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000381849.pdf
・外務大臣表彰(優秀公邸料理長) https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000381850.pdf
————————————————————————————-平成30年度外務大臣表彰について【日本台湾交流協会:2018年7月18日】
外務大臣表彰とは,我が国との友好関係増進のために取り組まれた個人・団体に対し,その貢献を外務大臣より表彰するものです。平成30年度は,日本と台湾との相互理解や文化交流の促進に関する貢献が認められ,以下の3名と1団体が外務大臣表彰を受賞されました。日台関係発展のため献身的なご尽力をしてこられた受賞者・受賞団体の皆様に衷心より敬意と感謝を表します。
●若林正丈 早稲田大学政治経済学術院教授(日本台湾交流協会理事) 功績概要:日本と台湾との相互理解の促進
●関キミ(通称:関宗貴) 茶道裏千家淡交会北投協会顧問(名誉師範) 功績概要:台湾における日本文化の普及
●林曼麗 国家文化芸術基金会理事長 功績概要:芸術を通じた日本と台湾との文化交流の促進
●台湾太鼓協会 功績概要:台湾における日本文化の普及
※ 平成30年外務大臣表彰(外務省サイト) https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006244.html